キャンプ気分で備えて憂いなし 防災にも使える優秀アウトドアグッズ5選

いざという時のためにアウトドア用品の使い方をマスターしておきたい(Photo by Unsplash)


室内のインテリアとしても 太陽光で充電するランタン


キャリーザサン
ベルト部分を避難用具に引っ掛けると両手が空く。軽量で、光が全方位に行き渡るのも嬉しい。

ソーラーランタン「CARRY THE SUN」は、懐中電灯代わりになるかもしれない。

太陽光の下に置くだけで充電され、電池いらずで最長72時間(ミディアムサイズの場合)明かりが灯る。超軽量で、収納時はわずか1.2cmの薄さに折りたためて、ベルト部分を引っ張るとキューブ状のランタンに早変わりする。さらに防水・防塵仕様のため雨の中の避難や、水辺のキャンプ、はたまたお風呂場でのおしゃれな照明としても使える。

ウォームライト、クールブライト、7つの色の変化を楽しめるレインボーの3色で、サイズはミディアムとスモール(税抜2600円〜)を展開している。

「CARRY THE SUN」は環境を意識したグッズを手がける会社「ランドポート」がアルピニストの野口健と協力し、熊本地震や九州北部豪雨災害などの被災地のほか、国外でも電気のない途上国への支援を目的として届けられてきた。

このランタンが届けられたタイの山岳地帯では、ろうそくで明かりをとるなど日常的に不便なことが多かったため、太陽光だけで充電できるこのランタンが重宝されているという。日本災害医学会や、アフリカ開発会議TICAD7への参加など様々な分野での活用にも積極的で、今後さらに注目が集まりそうだ。

うっそうとしげる森の中で過ごすキャンプの夜に、機能性と心身の安全が求められる災害時に。また室内のインテリアとして、心休まる灯りとなるに違いない。

キャリーザサン
表面についているソーラーパネルで太陽光を吸収する。パネルには残りの電気量が表示されるようになっており、便利。充電が切れたら洗濯物と一緒に太陽光に当てて。

避難時にも活用できるレインスーツ


屋外のキャンプは天気の心配がつきものだ。事前に必ず気象情報のチェックが必要だが、急な天候の変化に備えて雨具などは必ず準備しておきたい。

ワークマンの「透湿レインスーツSTRETCH」は、耐水圧10000mmで、雨の中での長時間の作業に対応する防水レベルだ。ストレッチ素材のため動きやすく、ズボンの裾はボタンで調整可能など、作業服を専門に扱ってきた企業ならではの高い実用性と機能性を兼ねた製品だ。高さ25cm・直径13cmの筒状にコンパクトに収納できるため、日常生活やキャンプでの寒さ対策として持ち歩ける。上下セットで4900円 (税込)と、手頃な価格も魅力だ。日常で急な豪雨に見舞われた場合も、避難時に活用できるだろう。


ライムイエロー、バーガンディレッド、ダークチャコールの3色展開。セットのパンツは全てブラック。
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文=河村優

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