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5. フリーランスにこそ「リーダーシップ」が求められる


コロナで社会が大きく揺らいだ今、独立して仕事をする人に求められるのは、変化対応力だと考えます。

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Getty Images

対面が当たり前だったインタビューも、今はZoomなどビデオ会議ツールを使うことがほとんどになりました。他にもこれから、社会の変化や様々なツールの誕生によって、変えた方がいいこと、変わらざるを得ないことがたくさん出てくると思います。そのときに、待ちの姿勢ではなく、「Zoom取材、初めてだから、一度リハーサルしてみましょう」とか、「こういう便利なツールがあるので、導入してみませんか」など、リーダーシップを発揮して、一緒に手探りの時代を戦っていけるフリーランスが求められていくと思います。

リーダーシップとまではいかなくても、クライアントとの関係性を、単に「発注者と下請け」ではなく、一緒に高め合えるパートナーとみなすのは大事な姿勢です。単に「仕事ください」と受け身になるのではなく、企画や改善案を提案したり、相手の役に立ちそうな情報を教え合ったりと、こちらからもgiveできるよう意識していきましょう。

多くの会社と繋がることができ、使うツールも働き方も自分で選べることは、独立して仕事をする人の強みです。新しい技術やスタイルに敏感になり、クライアントに「本業以外でも頼りになる」と思わせることができたら、次の仕事にもつながります。逆に一度でも「時代遅れだ」と思われてしまったら、チャンスが狭まってしまうかもしれません。

6. 信頼はコツコツ貯める━━「次」につながるアウトプットを


せっかく独立するのであれば、自分の興味あるテーマで、報酬もしっかりいただける......そんな仕事を増やしていきたいですよね。希望に近い仕事は、私の場合、取材先や取引先の紹介からまわってくることが多いです。一緒に仕事をした人が他の編集部に紹介してくれたり、取材内容に満足してくれた方が「また別の取材依頼が来たから、担当してくれませんか」と声をかけてくれたり。特に、取材先からの「指名」が、年々増えてきているのは嬉しいことです。

また、ブックライティングの依頼も、過去の仕事がご縁となることが多いです。過去にインタビューした方に、「今度本をつくることになったので、宮本さん書いてくれない?」と声をかけてもらったり、ですね。ブックライティングとは、著者に代わって書籍を執筆すること。経営者や専門家の方々など、豊富な経験や知識をお持ちの方にインタビューを重ね、執筆していきます。1冊8万字~10万字程度で、契約にも寄りますが印税を頂けたりと大きな仕事になります。

小さな仕事がきっかけで、別の大きな仕事につながっていく。一度仕事を引き受けたからには、規模や内容に関わらずアウトプットにこだわり、相手の期待を越えていきましょう。また、言わずもがなですが「時間を守る」「締切を守る」「約束を守る」など、当たり前の部分には気を遣い、緊急事態が生じたら早めに連絡・相談するようにするといいでしょう。仕事のみならず人としても、信頼をコツコツ積み上げることが大事になってくるのです。

文=豊田里美

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