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Getty Images

今の時代はnoteやブログ、SNSなど、発信の場が揃っています。一度自分の経験を棚卸しし、できること、やってみたいことを発信してみる。そしてそれを習慣にし、強みを可視化しましょう。

そして「この分野を深めていきたい!」という仕事ができたときは、自分が拡声器になったかのように、発信していくのも大事です。

たとえば、私の場合は、記事が世に出たらSNSでシェアするのはもちろん、取材の段階から「今日の取材、とても楽しかった!」と、取材時の温度感が伝えられるうちに発信しています。できれば、取材風景の写真もつけて。そうすると、「この人は、これが好きなんだな」と知ってもらえます。発注側からしたら、どうせ仕事をお願いするのならば、楽しそうにやってくれる人にお願いしたいですよね。ただし、クライアントによっては「世に記事が出るまでシェアNG」のところもあるので、事前に写真を撮っていいか、シェアしていいかは確認しておきましょう。

2. 「意外な依頼」が自分の守備範囲を広げる


仕事を続けていると、意外なテーマで仕事を依頼されることがあります。そんな時は、食わず嫌いせずにやってみることをお勧めします。人は、自分の向き不向きを意外と知らないもの。今までにないテーマで依頼してくれた人は、自分では気づいていない特性を見抜いてくれているのかもしれません。そんな期待に答えていくことで、自分の守備範囲を広げていくことができます。特に独立して間もないのであれば、思いがけない、自分のニーズに気づくチャンス。ぜひ、積極的に引き受けてみるといいと思います。

守備範囲を広げることは、独立後に長く安定的な収入を確保するためにも大事なこと。コロナのような社会全体を揺るがす問題が今後起きたときに、どの分野、どの職種が影響を受けるのか、誰にもわかりません。収入が見込めるテーマ、仕事を分散させておきリスクへ備えましょう。

私自身も、「あ、それを私に......?」と思うテーマでも、時間が許す限り請けるようにしてきました。今や、私の執筆テーマの一つである「組織のチームビルディング」やブックライティングの仕事も最初はそうでした。やってみたら思った以上に面白く、相手にも喜んでもらえたのです。全力を出して、それでも上手くいかなかったとしても、次は声がかからないだけのこと。気負いすぎず、どんどんチャレンジしていきましょう。

3. 仕事は「やりたいテーマか」「一緒に仕事をしたい人か」で選ぶ


独立するメリットのひとつに、「仕事を選ぶことができる 」があります。オファーに対し「請ける・請けない」の判断をどうしているのか、ご紹介します。

ライターである私の場合、まずは「自分が繰り返し書きたい、深めていきたいテーマ」であるかを重要視します。また、「誰と」仕事をするかも大事。この人と継続的に仕事をしていきたい、と思う人からの依頼は積極的に請けます。駆け出し時期には、「ここで書かせてもらったら箔がつく」と思える会社やメディアの仕事を請けることも大事です。クライアントの会社名やブランドを上手に借りることで、次につながる実績を充実させていきましょう。

逆に、仕事をお断りする場合について。私は例え条件が良くても、自分の主義に反するもの、違和感を持ったり、本心と違うことを書かなくてはならない場合はお断りをします。自分の心に背いて書き続ける行為は自分の心を痛めつけているのと同じ。サステナブルではありません。

特に自分の名前で仕事をするライターは、「本心ではない」と思って書いた記事であっても自分の実績として残ってしまうため、仕事を請ける・請けないの基準を持っておくことは大事です。

文=豊田里美

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