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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

大屋夏南

「これからは、旅そのものの概念が変わると思うんです」

こう話すのは、17歳でモデルデビュー、20歳でパリコレに出演した後、現在は日本をベースにトップモデルとして活躍する傍ら、旅をライフワークとして仕事やプライベートで訪れた世界各地の魅力をSNSを通して発信してきた大屋夏南(@__kana_oya__)だ。

「旅に行くことで手に入る、新しい視点や考え方によって人生がさらに豊かになることを伝えたい」という思いから綴られるコラムへの反響は大きく、今年の4月には、初の旅エッセイ&ガイドブックを出版した。



そんな彼女に、これから「旅」はどのように変化していくと考えているのかを聞いた。


すべての海外出張の予定がキャンセルに


これまで24カ国を旅してきましたが、私も新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、3月のミラノを最後にすべての海外出張や旅行の予定がキャンセルになりました。

この期間は体のメンテナンス、メンタルのケアなど、自分の核となる部分に時間を使うことができました。改めて自分と向き合う時間が持てたことによって、意識が外にばかり向いていたことにも気付きました。それまでは毎月海外出張に行っていたので。実りの多い時間を過ごせていると感じています。

私はまだ自粛解除後、旅に出ることができていませんが、旅を再開するとすれば、関東近郊の温泉地や、都内のホテルでステイケーションから始まるのかな、と考えています。

今気になっているのは、箱根にあるブックホテル「箱根本箱」です。旅雑誌の国内旅行特集を読んでいると、日本にも魅力的なホテルがまだまだたくさんあるんだなという発見にもつながりました。

これから提案したいのは「コンセプチュアルな旅」


これまで、「旅の素晴らしさ」をお伝えしてきましたが、価値観や環境が大きく変わる中、これからは「旅」そのものに対する概念も変わってくると思います。

多くの人にとって、これほどまでに自分と向き合う時間がなかったはずだからです。今まで忙しく目の前の仕事や日常をこなしてきたけれど、「いざ時間ができたらどうしたらいいか分からない」「私このままでいいのかな?」と考えた人も多いのでないでしょうか。

この期間をきっかけに、習い事を始められている方も多いですよね。

これから私たちはどこに向かっていくのか? この状況はいつ終わるのか? といった不安や葛藤がある中、「導かれたい」「思考をクリアにしたい」「物事をはっきりさせたい」と考えている人は多いと思います。だからこそ、そんなナーバスな感情をほぐせるような旅が、より求められるのではないかなと考えています。

写真=小田駿一 リタッチ=上住真司 構成=小野瀬 わかな

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