モデル・大屋夏南が提案する「これからの旅のスタイル」

大屋夏南


これからは、SNS上で多くの人から共感を得るようなビジュアル重視の旅ではなく、自身のメンタルを最も重視した「コンセプチュアルな旅」を提案していけたらと思っています。

例えば、伊勢志摩にあるアマンホテル『アマネム』は、ウェルネスに特化したプランがあるんです。

これまで出会ったことのない考え方を学んだり、心の底から癒されたり、自分のライフスタイルとの融合や変化を楽しめるような旅の提案をしていきたいです。



人生のターニングポイントとなった、セドナへの一人旅


自由に海外渡航ができるようになったら、セドナに行きたいと思っています。まだ旅に慣れていなかった10年ほど前に、一人旅をした思い出の場所です。

それまでにも、19歳の頃にパリに2カ月滞在をするなど、海外旅行の経験はあったのですが、仕事とは関係なく、一人のバックパッカーとして訪れた旅先はセドナが初めてでした。現地で体調を崩したり、そこでいろんな人が助けてくれたりして、自分の感覚がグッと揺らぐような経験や出会いから学ぶことはたくさんありました。

私にとって、人生のターニングポイントとなった旅です。旅の最終日には、「いつかまた絶対に戻ってこよう」と決めていました。旅がライフワークとなった今、セドナにもう一度訪れたら、もっとたくさんの経験ができるんじゃないかと思っています。

オススメの旅先はスリランカ


国内外、これまでに多くの場所を訪れてきたForbes JAPANの読者のような方々にオススメしたい旅先は、スリランカです。

私も、世界遺産のシーギリヤ・ロックを訪れたくて一度行ったことがあるのですが、乗車率250%の列車の連結部分に体育座りして4時間移動したり、トゥクトゥクで90キロ移動したりと、かなりローカルな一人旅を楽しみました(笑)。

ラグジュアリーな旅がしたい方にもオススメですよ。睡眠の質や体のデトックスをサポートしてくれる5日間のリトリートプランを用意しているリゾートホテルも多くあります。

ファイブスターホテルのようなリゾートからゲストハウスまであって、急成長しているからこその感じられる歪みも垣間見ることができるのも魅力だと思います。典型的なリゾート地ではなく、一癖あるリゾート地、といったところでしょうか。スリランカは仏教徒が多いので文化的にも興味深いです。

安心して私たちが海外へ旅に出ることができるようになれば、真っ先に訪れて欲しい、刺激的な旅ができる場所だと思っています。

写真=小田駿一 リタッチ=上住真司 構成=小野瀬 わかな

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