首にかけられるマイタオル? 客室乗務員必須のスキル「10の快眠メソッド」




さて、より効果的に睡眠を得るために、客室乗務員はこだわりのアイテムを活用しているケースも少なくありません。続いては、旅先に気軽に持っていけて、自宅でも簡単に用意できるグッズをご紹介します。

睡眠アイテム(1)肌触りのいい長袖、長ズボンのパジャマ


山本「滞在先ではシーツや布団カバーが硬かったり薄かったりするなど、自分の身体にうまく合わないこともあります。また、海外ではエアコンの調整が難しいこともあるため、パジャマは必ず長袖、長ズボンです。普段から着用していれば、旅先でも違和感なく肌に馴染むため、着用する習慣を身につけておくといいと思います」

睡眠アイテム(2)お気に入りの香りのボディクリームやフレグランス


佐藤「お気に入りの香りを漂わせることで身体の緊張がほぐれ、とてもリラックスした状態で眠りにつくことができます。ルームフレグランスやボディクリームがオススメです。どんな香りがリラックスできるのかを想像しながら、お気に入りの香りを探してみるのも楽しいと思います」

睡眠アイテム(3)肩にかけることができる長さのマイタオル


山本「自分のお気に入りの柔軟剤を使用したタオルを首からかけて寝ると、まるで自宅のベッドで寝ているかのような気分になり、リラックスできます。寒さ対策にもなり、とても便利です。仲のいい同僚が実践していると聞いて試したのですが、効果抜群でした。ご自宅でも、普段からリラックスできるお気に入りの柔軟剤でシーツなどを洗濯しておけば、睡眠の質が向上するかもしれません」

睡眠アイテム(4)目元を温かく包んでくれる蒸気が出るホットアイマスク


佐藤「目元をじんわりと温かく包んでくれるホットアイマスクはとても効果的です。なかでも蒸気が出るタイプのものを愛用しています。疲れ目にもいいですし、すごく気持ちが落ち着くのです。また日本に比べて空気が乾燥していることも多い海外では、うるおいが得られるアイテムはすごく重宝します」

睡眠アイテム(5)自分の耳にぴったり合うソフトタイプの耳栓


山本「滞在先のホテルでは、自分が眠りたいタイミングで廊下から話し声が聞こえたり、騒音が聞こえやすい位置の部屋になってしまったりということが少なからずありますので、耳栓は私の必需品です。個人的には、柔らかいタイプを使用しております。プラスチック製だと寝ている間に外れて、起きてしまうという残念な出来事がありました。ご自宅でのお昼寝などにも使えますので、常備しておくと便利だと思います」



機内でお休みいただく際のおすすめアイテム


これらは滞在先やご自宅でご活用いただけるメソッドですが、たとえば長距離の国際線など、機内でお休みいただくときにも効果的です。

山本「お客さまに快適にお過ごしいただけるよう、常に機内の温度に気を付けておりますが、体感温度は人それぞれです。私どももいざ休憩に入ると“寒い”と感じることがあります。客室乗務員は制服のまま休憩に入るのですが、いつも薄手のダウンジャケットを持ち込んで羽織っています。カーディガンだと少し寒く、分厚いダウンだと暑いので、上着の下に着込めるようなインナータイプのダウンはぴったりです。腕まくりなどをしながら、温度調整しています。使わないときにはクッション代わりにもなって便利なので、プライベートの旅行にも重宝します」



旅先や機内での睡眠の質は、心おきなく旅を満喫するための大事な要素です。とはいえ、飛行機で自由に旅に出かけられるのはもうしばらく先のこと。これらのメソッドを参考に、今はご自宅でゆっくりと再び旅に出かけられる日を夢見て、快適な“眠りの旅”をお過ごしください。



現在、国際線・国内線の各運航にあたっては新型コロナウイルス肺炎の影響で一部運休・減便・時間変更を行っております。最新の情報は以下をご確認ください。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200228/

文=OnTrip JAL

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