逆境に強い人たちが実践する5つの習慣

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これまでの人生で何らかの逆境を一度や二度経験したことは誰にでもあるはずだ。世界で新型コロナウイルス感染症が流行する中では、身体的、感情的、金銭的、あるいはその全ての面でつらい経験している人も多いだろう。

つらい時期を乗り越えなければいけないのは皆同じだが、中でも特にうまく対処できる人がいる。逆境を乗り越えるのに必要なレジリエンス(回復力)には一定の遺伝的要素があるものの、後から身に付けることもできる。また、レジリエンスの高い人々にはいくつかの共通する特徴があることも研究から分かっている。

今後訪れる逆境にもこれまで以上にうまく対処できるようになるために、以下に紹介するレジリエンスの高い人たちの習慣を紹介する。

受け入れる


逆境に対処する第一のステップは、受け入れることだ。レジリエンスの高い人は、苦しみは人生の一部であり、誰にでも逆境は訪れるものだという事実を受け入れる。インスタグラムに投稿されているような完璧な人生は現実ではないことを理解している。

受け入れることは、あきらめたり、苦しみにのみ込まれたりするのとは異なる。すべての感情に向き合い、自分は立ち直れると信じることだ。



視点を変える


レジリエンスの高い人は、ひとつの状況を違う視点から見る「リフレーミング」を通じ、それをポジティブに捉えられる。

『How Great Leaders Think:The Art of Reframing(偉大なリーダーの思考法 リフレーミングのアート)』の著者リー・G・ボルマンは「それは視点を変えるということ。何かに対する見方を変えるとか、自分が目にしたり関係したりするものを理解しようと努めること。これまでは一方向からしか見ていなかったが、思考を変えてみよう、と考えることだ」と言う。

変化は恐ろしい物として捉えるのではなく、チャンスと受け止めてみよう。例えば、失業してしまっても、これがキャリアチェンジの良い機会になると考えられる。

良い面を認知する


自分の意識を悪いことだけに向けるのではなく、良いことを認知することが重要だ。人生で最もストレスの多い部分にばかり注目すると、今うまくいっていることを見失ってしまう。ネガティブな悪循環を断ち切って、人生のポジティブな面に感謝できるようにしよう。
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編集=遠藤宗生

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