逆境に強い人たちが実践する5つの習慣

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注力すべきことを見極める


レジリエンスの高い人は、自分で変えられるものに注力し、変えられないものについては無視できる。ある状況を自分がどれだけコントロールできるかを見極めよう。「自分が責任を引き受けられることは何だろう?」と自問すること。

自力では変えられないものは何かを認識できれば、自分が変えられるものに集中できる。自分に力を与えてくれるものを探せば、行き詰まりや無力感に陥る確率が減る。


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自分の行動を見つめ直す


ルーシー・ホーンのTEDxトーク『The Three Secrets of Resilient People(回復力の高い人々が持つ3つの秘密)』では、逆境に対処する上での強力な戦略が紹介されている。次の問いを自問しよう。「今していることは自分のためになっているか、それとも害になっているか?」

私自身はこれをすることで、生活が変わったように感じた。ワインをもう一杯飲もうかと思った時や、毎日の運動習慣がゼロであることに気付いた時、自分に「これは自分のためになっているか、それとも害になっているか?」と聞いてみること。そうすれば、長い目で見て自分のためになる答えが得られる。そして自分の意思決定力を再び取り戻し、被害者ではなくサバイバーになれる。

レジリエンスを高めるトレーニングを開発・提供しているアダプティブ・ラーニング・システムズのディーン・ベッカー社長兼最高経営責任者(CEO)は、「成功する人と失敗する人は、教育、経験、訓練よりも個人の持つレジリエンスのレベルによって決まる。これはがんとの闘病や五輪競技、さらには企業経営でも同じだ」と言う。

人生は予想できず、予期せぬ方向に進むことも多い。レジリエンスの高い人の持つ習慣を実践することで、人生を変える経験に適応し、より強く成長して乗り切ることができるだろう。

編集=遠藤宗生

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