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オンライン学習プラットフォームの「Udemy(ユーデミー)」が、評価額30億ドル(約3200億円)で新たな資金調達を実施する見通しだ。2010年にサンフランシスコで設立されたUdemyは現在、最も企業価値の高い教育テクノロジー関連のスタートアップの1社で、今年2月の資金調達時の評価額は20億ドルだった。

今回のニュースを最初に報じたThe Informationによると、Udemyはゴールドマン・サックスと共に出資者との調整を進めている模様だ。新型コロナウイルスのパンデミック後に、オンライン講座の需要は高まっており、Udemyの新規受講者は今年2月から3月末にかけて4倍以上に増加した。

Udemyには15万以上に及ぶ多彩なプログラムが用意されており、料理や楽器の演奏、プログラムの書き方などが人気となっている。レッスンの大半は動画で行われ、受講者を飽きさせないためにクイズなどが盛り込まれている。さらに、ほとんどの講座が10ドルか20ドル程度の求めやすい価格設定となっている。

Udemyの競合にはコーセラ(Coursera)や、リンクトイン・ラーニングなどがあるが、Udemyは誰でも講師になれる点が特徴だ。これに対し、コーセラは名門大学の教授らを講師に起用し、リンクトイン・ラーニングは厳選した講師のみを採用している。

Udemyで30万人近くの受講者を集める「自家製酵母パンの作り方講座」を運営するテリーザ・グリーンウェイは10人の子供を持つシングルマザーで、学歴は高校中退だ。講師たちは受講者が支払うレッスン料金の50%を自分の収入に出来る。

同社のCEOのグレッグ・コッカリ(Gregg Coccari)によると、2020年3月から5月末までのUdemyの売上は、前年同期の2倍に達したという。事情に詳しい関係者2人は、今年の売上が4億ドルを上回る見通しだと述べた。

Udemyは今年2月の資金調達ラウンドで、日本のベネッセホールディングスから5000万ドルを調達していた。ベネッセの傘下には語学スクールを運営するベルリッツもある。Udemyはこれまでに累計で2億ドルの資金を調達している。

パンデミック後の需要の高まりを追い風に、Udemyはまた新たな資金調達を行おうとしている模様だ。

編集=上田裕資

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