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「TECH PLAYER AWARD 2020」の受賞者たち

先進国の人口減少、気候変動、未知のウイルス、格差社会・・・・・・テクノロジーを武器に、あらゆるピンチをチャンスに変え、素晴らしい未来をデザインする。そんな新たなクリエイティブ・クラスが、テックプレイヤーの定義だ。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなかでも、テクノロジーによって活路を見出していく「TECH PLAYER AWARD 2020」5部門の受賞者から話を聞いた。


Award Overview
自動運転の分野で世界をリードするテクノロジスト、
加藤真平が率いるティアフォーがグランプリの栄誉に輝く


きらびやかな舞台も鮮やかな演出もなく、華を添えるプレゼンターもいなかった。それでもこのアワードは、主催者、受賞者、審査員、関係者の間で永く記憶の中に刻まれるに違いない。

2020年3月、パーソルホールディングスとパーソルイノベーション共催の「TECH PLAYER AWARD 2020」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、当初、予定されていた大規模な式典を断念。7月22日発売のForbes JAPAN誌上で受賞者を発表する運びとなった。緊急事態宣言が解除された6月16日、東京・渋谷の「TECH PLAY SHIBUYA」で審査員3名が本アワードを総括した。この大会がなぜ、記憶に刻まれるのか。華やかな式典を奪ったはずのコロナが、むしろ、受賞者の価値を一層際立たせる結果となったからだ。テックプレイヤーたちは、未曾有の危機の中でもテクノロジーを駆使し、自らのプロジェクトを大きく前進させていたのだ。受賞者の声は、こちらの記事にまとめた。

テックプレイヤーが描く、理想の世界

本アワードは、その年にもっとも活躍、チャレンジした日本人テックプレイヤーに心からの賞賛を贈るコンセプトのもとに新設された。「困難な課題に挑戦しているか」「斬新さはあるか」「解決手段としての合理性、妥当性が認められるか」「世界に影響を与えているか」「社会に実装されているか」。パーソルイノベーションと選考委員会の協議の結果、5つの表彰基準(挑戦度、新規性、ソリューション完成度、グローバル、社会的影響力)が定められ、厳正な審査のもと5部門の受賞者が決定した。

第1回のグランプリにあたる「TECH PLAYER OF THE YEAR賞」は、ティアフォーが受賞した。代表を務める加藤真平は自らが中心となって開発した自動運転用のソフトウェア「Autoware」をオープンソース化し、自動運転に関わるあらゆる領域の進化を加速した。「Autoware」はすでに200社以上で活用され、圧倒的に世界をリードする形で実用化の研究が進められている。



「NEXT TECH PLAYER賞」の栄誉に授かったのは、開成高等学校に通う16歳、天才プログラマーこと上原直人。わずか1カ月の間で誰もが記述しやすいコンピュータ言語「Blawn」の開発に成功した。IT人材の不足という懸念が杞憂であることを証明してくれた。



「BEST DX COMPANY賞」を手にしたのは日本瓦斯とゑびやの2社。伝統企業が時流に合わせて、企業体質を変えた希有な事例といえそうだ。自社で開発したテクノロジーを業界全体の発展のために寄与している点で、審査員から評価を得た。

「BEST UX TEAM賞」は満場一致で、ゲームソフト、「リングフィットアドベンチャー」を開発した任天堂へ贈られた。フィットネスをゲーミフィケーションでより楽しくするという斬新なコンセプトで、健康人口の増加にも貢献している。

「SOCIAL TECH PLAYER賞」は、深層学習フレームワーク「Chainer」の開発に携わった、Preferred Networksを中心に構成されたスーパークリエイターチーム。その発想力、技術力は世界のビッグプレイヤーをも凌ぐ。

本アワードの受賞者に共通するのは、組織の権益よりも、まず、社会をよりよくしたいという思いを抱いていることだ。

私たちの周りにはさまざまなテクノロジーが溢れている。このアワードをきっかけにテクノロジーを存分に生かし、新たな価値を創造するテックプレイヤーが続々と生まれることを期待したい。


「TECH PLAYER AWARD 2020」選考方法

「TECH PLAYER AWARD 2020」は、テックプレイヤーの活躍が多くの人たちに届き、 テックプレイヤーたちの挑戦がさらに加速する社会づくりを目指して、パーソルホールディングスとパーソルイノベーションが運営する「TECH PLAY(テックプレイ)」が新たに開催したアワード。テックプレーヤーたちの革新的な取り組みを厳正かつ多角的に評価するために、テック業界で活躍する11 人の審査員によって、以下基準のもと選考した。

5つの表彰基準

1、挑戦度 新しいテーマや、これまで事例がなかった課題に向き合った取り組みか。
2、新規性 その年を象徴するほどの新しい発見や体験を生み出した企画か。
3、ソリューション完成度 サービスやプロダクトとして多くの人が利用しやすいものになっているか。
4、グローバル 世界が抱えている課題に対して向き合ったものであるか。
5、社会的影響力 その体験は社会にも大きな影響を与える取り組みであるか。


>>5部門の受賞者紹介&受賞コメント
>>審査員スペシャル鼎談/審査員紹介/本アワードを終えて

Promoted by パーソルイノベーション/ text by Hiroshi Shinohara / edit by Akio Takashiro

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