ビジネス

2020.07.17 18:00

起業家が事業拡大で犯す5つの過ち


3. 収入と引き換えに時間を失っている


「あまりに多くの起業家が、壊れた成功の法則を使っている。それは「時間+努力=自由」というものだ。この式は成り立たない。仕事をしているときだけ金を得られるビジネスでは、最終的には収入と時間の限界に突き当たる」

「この問題は、パーソナルトレーナーや弁護士、整体師、ソーシャルメディア戦略家、ビジネスコーチ、コンサルタント、フリーランスといったサービス提供者でよくみられる。自分の知識や専門性、情熱を活用し、成長を続ける受動的収入源を事業に組み込む方法を考えてみよう」

睡眠中にも利益を上げられる収入源としては、オンライン講座や会員サイト、ネット上のイベントや直接会って開催するイベント、電子書籍や物理的な商品、マスタークラス、グループコーチング、アフィリエイトマーケティング、広告、ウェビナー、その他のデジタル製品などがある。

4. メーリングリストを持っていない


これまで頼りにしてきたインスタグラムやフェイスブック、リンクトイン、ユーチューブなどのソーシャルメディアがある日突然閉鎖されたら、自分の事業にどのような影響が出るだろう? こうした事態が大惨事とならず、一時的な不便さにとどまるよう、ビジネスを構築すること。これは、自分のメーリングリストを作成することで可能だ。

「ソーシャルメディアは借りる領域だが、自分が作ったリストは自分の所有物だ。ソーシャルメディアは、全てのビジネスを行う場所ではなく、リストに掲載する人を増やすための促進手段として使おう」

「オーディエンスにはメールアドレスと引き換えに、動画やウェビナー、ネット上でのチャレンジや電子書籍、テンプレート、ガイドなどの無料コンテンツを提供する。重要なのは、メールと引き換えに真の価値を提供することで正しい人々をリストに載せていき、価値があるメールを定期的に送ることでリストに載っている人たちに情報を与えることだ」

5. 真の目的を考えず方向転換をする


「起業家は、ビジネスでの行動を自分の人生のビジョンとつなげられないことが多い。『これが自分の人生にどう影響するだろう?』と自問することなしに突き進み、違うことを試してしまう」

フォロワーと収入を増やしたいと思っている人は、誰かがブログの収益化でそれを達成したのを見て、自分もブログを始めてみるかもしれない。しかし、自分は執筆作業が嫌いであり、元々目標にしていたのは自由時間を増やすことであり、コンピューターで嫌いな作業をして過ごすことではなかった。

「方向転換に問題があるわけではなく、ビジネスの進化と適応のため必要なことだ。でも、意思を持たず、他の人がやっているからという理由ですると、喜びと目的が失われる。常に注意を払い、ビジネスの目的と人生のビジョンの両方に合ったものを選ぶようにすること」

編集=遠藤宗生

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