6. 担当の医師・医療専門家に相談する
かかりつけの医者がいない、または医療費が払えないといった場合はどうすればいいだろうか。ベッサーCEOによれば、パンデミックが始まる前の時点で、米国には「医療保険に未加入の人が約2800万人いた」という。こうした人たちのほとんどには、電話をかけて相談できる医師はいないということだろう。
7. 緊急の場合以外は受診を延期する
確かに今、その症状には治療の必要がないのかもしれない。だが、来週、あるいは来月はどうだろう? 緊急性の低い問題も、あまり長く放置すれば、いずれ緊急の問題になるかもしれない。
8. 公共交通機関を利用しない
米国では社会的距離を確保するため、パンデミックが続く間は公共交通機関を使うべきではないとの意見もあった。だが、車を所有していない人はどうすればいいというのだろうか? たとえ車で出勤したとしても、駐車スペースがない場合もあるかもしれない。
9. 感染検査を受ける
たとえ全員が検査を受けることが可能だったとしても、すべての人が手軽に、手ごろな料金で受けられるということではない。ドライブスルー方式の検査場もあるが、車を持たない人はその施設を簡単には利用できないだろう。
10. 大人数の集会を避ける
米国では選挙集会が開かれ、長年にわたる制度的な人種差別に反対する抗議デモが行われている。差別の問題は、パンデミックによって人々が受けた打撃の程度にも影響を及ぼしており、どちらも人が集まることではあっても、これらには明確な違いがある。
政治指導者たちが制度的な人種差別があることを全面的に認め、それらを変えるための具体的な方策を明確に打ち出すまで、人々は抗議デモを続けるほかないかもしれない。