金だけを追い求めても幸せになれない5つの理由

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「金は非常に強力だが(…)自分が自分自身についてどのように感じているかを変えることはできない。これこそ、大半の人が間違う部分だ。こうした人は権力を持ち、クールな存在になり、人に称賛され、さらに最も重要なこととして、自分自身を称賛したいと思っている。

しかし、金は自分が自分自身についてどう感じているかを変えることはできない。自信のなさは、金持ちになっても残るだろう。自分自身について誇りが持てなければ、金ではそれを変えられない。自分を信じていなければ、金でもそれは達成できないだろう」

4. 金だけでは目的意識を得られない


金持ちになるためだけに金が欲しいのであれば、その過程で直面する課題に対処できるほどやる気を持てないだろう。あなたには強いビジョン、目的が必要なのだ。『Out of the Darkness(暗闇を抜け出す)』の著者、スティーブ・テイラー博士は「目的を持つ必要があることは、人間の明確な特徴だ。人間は目的を強く求め、目的がなければ深刻な心理的苦しみを経験する。目的は、充実した人生の根本的な構成要素だ」と述べている。

5. 情熱の方が長期的には大きな利益を生む可能性がある


ビジョンや目的を持っていれば、金は最終的についてくるだろう。わくわくした気持ちになれない仕事をすると、疲れてしまいかねない。最終的には、動きを繰り返すだけのロボットとなる。好きなことをすると創造的になれ、エネルギーで満たされる。自分のキャリアに情熱が持てる場合、それが仕事のように感じないため、最終的にはもっと働くようになる。情熱を追いかければより満足でき、より良い関係性を築け、地位や収入を追求する人と同じくらい(あるいはそれ以上)稼ぐことができるのだ。

誤解しないでほしいが、金は必要だ。金は本質的な悪ではないし、素晴らしいことを達成するために使うことができるものだ。しかし、金を稼ぐ前に自分自身に満足していなければ、金では満足することができない。多額の預金を抱えた銀行口座を持ち、頭をかきながら何が間違っていたのかと考える不幸せな人間になるだけだろう。

成功はライフスタイルであり、目的地ではない。金ではなく情熱を追い求め、無償で働くほど好きだと感じられるものを見つけよう。金はついてくる。それが実現できたとき、本当の満足がどのようなものか理解できるだろう。

翻訳・編集=出田静

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