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創業以来、受け継がれる大量生産では不可能な職人芸とハイテクの融合がリモワのアイデンティティ

昨年12月、東京・虎ノ門のアンダーズ 東京に、リモワ日本上陸35周年を記念して一夜限りのミュージアムが出現した。会場では1898年から続く歴史を貴重なアーカイブや資料とともに公開。アイコンのリブ加工が世界初の全金属製航空機「ユンカース」の外装に由来することを映像化し、スクリーンに投影していた。数多くの関係者が駆けつけたこの席で、リモワ3代目のディーター・モルシェックCEOは「世界一タフで重要な日本市場に受け入れられたことが、リモワ成功の礎となった」とスピーチした。

 その8時間前、目の前にはリモワの未来について静かに、だが熱く語るモルシェック氏の姿があった。「リモワ製品はアルミニウムとポリカーボネイトが主流ですが、すべて職人芸とハイテクの融合によって生み出されます。今日でも多くの組み立てと作業工程を手作業で行っており、大量生産できるものではありません。当社の強みは卓越した技術をもつ職人であり、それがリモワを唯一無二の存在にしているのです」
 確かに、リモワのアルミニウム製ラゲージはコピー製品をほとんど見ない。それだけ突出した技術がそこに詰まっているからなのだろう。
「我々は低価格での競争はできませんが、ベストな製品を提供することには自信があります。今後もメイド・イン・ジャーマニーの精神を貫き、効率を追求するのではなく、品質世界一を目指すことで、ほかとは一線を画したいと考えています」

 1937年に初めてアルミニウムを使ったスーツケースを開発し、50年にリブ加工のアルミニウム製スーツケースを発表。そして2000年、ラゲージ製造に初めてポリカーボネイトを使い業界を驚かせた。こうした革新の精神が脈々と受け継がれているのもリモワの伝統のひとつだ。「15年から航空会社と提携して“Bag2Go”というサービスを開始します。これは特別な電子タグを用いることで、荷物のリアルタイム追跡、空港でのペーパーレスチェックインとセルフサービスのドロップオフ(荷物預け入れ)を、スマホやタブレットのアプリを介して行うことができる、まったく新しいサービスです。また、荷物が間違った航空機に乗せられそうなときはキャリアに警告し、万一、到着地を間違えても迅速に荷物が戻ってきます。いまは試験段階ですが、これが始まれば旅行がより簡単でスムーズになる、画期的なシステムだと思います」
 

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