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フォーブス ジャパン編集部 編集者

サイバーエージェントの坡山里帆とバベルの杉山大幹

杉山大幹は2017年8月、海外進出支援事業、動画広告事業、映像制作事業などを行うバベルを創業した。同社の特徴は、世界的なメガトレンドである動画分野で、中国をはじめグローバル展開している点。そして、顧客の目的やメディア特性に応じた最適な動画広告を製作、配信、商品の海外販売までを一気通貫で提供している点だ。すでに同社の売り上げの半分を海外が占めている。

坡山里帆はサイバーエージェント投資戦略本部、通称「藤田ファンド」で約20社のスタートアップへの投資を担当。19年2月に同社へ投資実行し、支援している。


坡山:「藤田ファンド」は、社長・藤田晋の「若手起業家を応援したい」という思いを体現するかたちで、2018年11月に再始動しました。その直後に、共通の知人らから紹介されたのが杉山さんでした。

私たちは、起業家の人物像をすごく大事にしているのですが、杉山さんは大きな夢を持ち、謙虚で人懐っこい、人に愛される人柄で、素敵だなと。「起業家として大成するなら起業家の道を歩むしかない」という言葉が好きなのですが、杉山さんも学生時代からスタートアップ業界にいて、事業を立ち上げていた。

杉山:大学入学後の18歳から、イーストベンチャーズでインターンを開始し、出資先で事業を手伝わせていただきました。起業する直前は、メルカリの元子会社ソウゾウで創業当初から新規事業に携わりました。それ以外にも、友人とサービスを立ち上げたりしました。

18歳時から起業家志望だったわけではありませんでした。ただ、メルカリの山田進太郎さんやBASEの鶴岡裕太さんといった起業家たちが隣の部屋にいる環境で、プロダクトやサービスが急成長し、1〜2年で世の中に本当に価値がある必要なサービスになっていく姿を間近に見ることができた。バイアスがありますが「自分でもできるのではないか」と思ったことが起業家になろうと思ったきっかけです。

坡山:杉山さんが起業家として優れているのは、目標に対して最短でやり抜くところ。最初にお会いした当初は、中国進出や組織も、大きなビジョンはある一方で、アプローチはこれからの時期。とはいえ、中国進出をはじめ事業も伸ばし、組織のメンバーにも中国人が多く在籍しており、1年でカタチにしている。「やる」と言ったことをやり通しています。藤田が好きなタイプの起業家は、「壮大なことを言い、実直に事業を伸ばす」タイプで、かつ、生意気(笑)。現時点で完成されているよりは、粗削りながら、スタートアップエコシステム内の人たちから応援され、担がれて、本物になっていく起業家ですね。杉山さんにもその素養がある。

文=山本智之 写真=平岩 享

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