ビジネス

2020.07.15

「やる」と言ったことをやり通す、次世代起業家のスター

サイバーエージェントの坡山里帆とバベルの杉山大幹


坡山:杉山さんには、新しいタイプの起業家になってほしい。バスケの八村塁選手やフィギュアスケートの羽生結弦選手のようなこれまでの基準を大幅に上回るスターが出ると、「やれるかも」という基準そのものが新しくなる。そういう、若手起業家の超えるべき存在になってほしいです。

杉山:今後については、僕たちが解決したいのは、「日本の国力の増強」。日本は人口減少による内需縮小のなか、中国や東南アジアに対して、日本の良い商品やサービスを販売していく必要がある。スマホシフトにより、情報・モノ・サービスの流通が大幅に変化するなかで、マーケティングやAIで効率化してそれを支援する会社となっていきたい。IPOはもちろん目指しますが、その速度を競うよりも、藤田さんのように何十年も起業家として戦い続けられたらいいなと思います。


はやま・りほ◎サイバーエージェント 社長室投資戦略本部。1993年生まれ。2016年、サイバーエージェントにて内定者時代から新規事業の立ち上げに参画。17年、同社へ新卒入社後、AbemaTV開発局にてプランナーを経験。18年11月より現職。主な投資先は、タイミー、ペイミー、ROXX、POLなど。

すぎやま・たみき◎バベル(BABEL)代表取締役。1995年生まれ。大学生時代の2013年12月よりイーストベンチャーズのアソシエイトとして勤務。その後、メルカリの子会社だったソウゾウにて新規事業の立ち上げおよびアプリのプロデューサーを務める。17年8月にバベルを創業し、現在に至る。

文=山本智之 写真=平岩 享

この記事は 「Forbes JAPAN 6月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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