コロナ追い風に資産を急増させる韓国ゲーム業界の富豪たち

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コロナ収束後も好調は維持できる


Bangは、ネットマーブルの事業の多角化を図り、MBK Partnersが保有する家電レンタル企業「Coway」の発行済み株式の25%を約15億ドルで取得した。Bangは、2018年に1億7000万ドルでタレントエージェンシー「ビッグ・ヒット・エンターテインメント」の発行済み株式の26%を取得しているが、同社は年内に韓国取引所に上場予定だ。

ビッグ・ヒット・エンターテインメントを率いるのは、Bangの遠縁に当たるBang Si-hyukだ。同社は、韓国の人気アイドルグループ「BTS」のマネージメント会社として知られている。

一方、ネクソンは第2四半期の売上が20%増加すると予想されており、株価は今年に入って50%以上上昇し、史上最高値をつけた。同社の第1四半期の売上は、対前年比11%減の7億6000万ドルだったが、市場予想を上回った。

同社のゲーム「KartRider Rush+」は、5月中旬のグローバルローンチから2週間で1000万回以上ダウンロードされた。同社は、アクションゲーム「Dungeon & Fighter 2D Mobile」を夏にリリースする予定だ。

Mahoneyは、パンデミックの収束後も好調な業績を維持すると予想している。「20年後に振り返ったとき、今年がエンターテイメント業界にとって大きな転換点になったと言われるようになるだろう」と彼は語った。

編集=上田裕資

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