ビジネス

2020.07.10

日本参入が「白紙」になりかけて考えた、モバイルバッテリーが提供すべき価値

モバイルバッテリーの市場をイメージした時に、みなさんはどのように考えるだろうか。コモディティだという印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思うが、実際は異なるのである。ある海外のリサーチ会社の試算では、日本国内で2019年に400億円弱で2024年には1400億円程度と年平均20%~30%という高い成長を予測されている。

少し考えてみると、我々の周辺にはスマートフォンだけではなく、素敵で便利なデジタルデバイスが増加し続けており、皆様のクリエイティブな生活を彩っている。通信回線は4Gから5Gに更に品質を向上させ、デバイス上のアプリはより多くの更新を行う事でユーザーの利便性を高め、消費電力は増加する。エンターテイメントはクラウド上に置かれるようになり、モバイルデバイスでの動画視聴は一般的になった。

そして、我々の愛する、“上下を間違えると差し込めない四角いUSB”は、上下のない楕円のスマートなUSB-Cへ進化し、USBを経由してPCをはじめとしたデバイスに高出力で給電できるようになった。高級なモバイルバッテリーはノートPCも充電できるのだ。

利用する充電機器によって、充電の速度や回数、そして持ち運びやすさなど全く異なる。こうした状況から、モバイルバッテリーや充電器の市場というのは進化し拡大している。

クリエイティビティを最大にするために、モバイルバッテリーや充電器を一度改めて見回して、良いデバイスを手に、電力の不足による問題をぜひ解決していただければと思う。

ZENDUREとは


ZENDURE(日本法人:ゼンデュア・ジャパン株式会社)は、2013年にシリコンバレーで設立され、機能性や安定性・安全性の高さでアメリカやヨーロッパを始目としたグローバル市場で高い人気を得て急成長しているZENDUREブランドのモバイルバッテリーや充電器の製造会社だ。

一部のヨーロッパの大手航空会社はZENDURE製品を機内のコックピットでパイロットが利用する公式の製品として採用しているのは、そのクオリティの裏付けと言える。何せ、このブランドの始まりは最高の耐久性を持ったモバイルバッテリーとして、セダン車に下敷きにさせて、なおスマートフォンを充電し続けるパフォーマンスを披露したところから始まっており、ネット上の動画でご覧いただくことが可能だ。ZEN(平静の心)+ENDURE(耐久)という意味合いを組み合わせたこのブランド名は、ユーザーの電力の不安を徹底的に取り除くという事を創業からの願いとして、それに必要な機能は製品に託され続けている。

2020年5月に日本での販売を正式に開始し、MakuakeではSuperHub SEというプロジェクトが現在進行中で、開始1時間で目標額は達成、おかげさまで今もサポーターを増やし続けている。

ZENDUREが手がける「SuperTank」というモバイルバッテリーはハイスペックPCを充電できるほどの100Wの高出力が可能で、スマートフォンを7〜9回充電できる大容量、4ポートの同時充電などユーザーがデバイスの電力に困らないための全てが詰まっている。
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編集=新國翔大

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