Photo by Saul Martinez/Getty Images

テスラのイーロン・マスクCEOが、同社の株式のショートセラー(空売り筋)たちをあざ笑う目的でショートパンツ(短パン)を売り出した。

マスクは7月5日、テスラの公式サイト内の販売ページへのリンクをツイートした。赤いショートパンツの表側にはテスラのロゴがプリントされ、裏側にはテスラの車種名を意味するS3XYの文字がゴールドで刻まれている。マスクは先週の段階で、「キラキラとした赤いサテン生地の、金色の飾りつきの短パン」を発売すると述べていた。

株式市場では以前から、ショートセラーと呼ばれる空売り筋がテスラの株価の下落から利益をあげようとしており、今回の短パンは彼らをあざ笑う目的で発売されたものだ。

短パンの価格は69.420ドルとされているが、420は大麻を意味する隠語であると同時に、マスクが2018年8月にテスラの非上場化を検討するとツイートした際に示唆した株価でもある。彼は当時、「1株420ドルでテスラを買い戻そうと思う。資金は既に手に入れた」と述べていた。

このツイートは大問題となり、米国証券取引委員会(SEC)はマスクを証券詐欺容疑で告発した。その後、彼は2000万ドルの制裁金支払いと、テスラの会長を辞任しCEOに降格することでSECと和解していた。

短パンの販売サイトにはアクセスが殺到し、接続しづらい状況がしばらく続いた後、7月6日時点でほぼ売り切れとなっていた(その後も販売は続いている模様)。

商品説明文には「赤いサテンの短パンで風のように走ったり、リベラーチェのピアノのように楽しいムードを盛り上げよう」と書かれている。さらに「クロージングベル(株式市場の取引終了の鐘の音)がもたらす、並外れた心地よさを楽しもう」との文言もある。

テスラの株価は今年に入って急上昇し、7月1日には時価総額が2072億ドル(約22兆3000億円)に達し、トヨタを抜いて時価総額世界一の自動車メーカーとなった。今年5月に同社は、カリフォルニア州の当局の要請を無視して工場を再稼働させ、マスクは州の休業要請を公に批判していた。

パンデミック後の売上の落ち込みを食い止めようと、テスラは車両価格を6%ディスカウントしていた。

イーロン・マスクは先日、大統領に出馬宣言したカニエ・ウェストを応援しており、7月5日のツイッターで「ウェストを全面的にサポートする」と述べていた。

編集=上田裕資

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