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2020.07.07 18:00

【7月第1週資金調達まとめ】再生可能エネルギーのLooopが28億3000万円の調達など

国内の成長産業及びスタートアップに関する幅広い情報を集約・整理し、検索可能にした情報プラットフォーム「STARTUP DB」では毎週、資金調達のサマリーを発表している。この記事では、7月1週目の“注目のトピック“として選ばれた5件の資金調達について紹介する。

Looop


調達額:28億3000万円
調達先:ENEOS / NECキャピタルソリューション / 双日 / 日本グリーン電力開発 / 他、事業会社2社も含む
備考:ENEOSとの資本業務提携

再生可能エネルギーを中心としたエネルギーサービスを提供するスタートアップ。

同社は、再生可能エネルギー設備の開発から保守、電力小売事業まで一貫したサービスを提供している。

電気を創る、蓄える、供給するといった360度のサービスを日本全国に提供し、技術革新を重ねながら、次世代エネルギー社会の構築へ向けて、サービス提供を行っている。

また、太陽光発電、再生可能エネルギーについて地域の人と学べるイベントや、水中ポストプロジェクトなど、既存の枠にとらわれない様々な活動も行っており、地域にも多く貢献しているのが特徴だ。

2020年6月には、ENEOS、NECキャピタルソリューションズ、双日、日本グリーン電力開発など全6社による28億3000万円の資金調達を実施し、ENEOSとは資本業務提携を締結した。

この調達と協業を通して発電やエネルギーマネジメントに関する同社の専門性に、各企業の新たな知見を集結した新サービスの開発や、全国規模の営業規模を強化していく方針だ。

センシンロボティクス


調達額:22億円(融資含む)
調達先:ENEOSイノベーションパートナーズ / Eight Roads Ventures / カシワバラ・コーポレーション / グロービス・キャピタル・パートナーズ / フューチャーベンチャーキャピタル / 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ / 大豊産業 / Drone Fund / コムチュア
融資先:みずほ銀行 / りそな銀行 / 三井住友信託銀行 / 三菱UFJ銀行 / 日本政策金融公庫
備考:コムチュアとの資本業務提携

産業用ドローン等を活用した業務用ロボティクスソリューションを提供するスタートアップ。

DaaS型ドローンソリューションによる業務の完全自動化を目指す。完全自動運用型ドローンシステム「SENSYN DRONE HUB」はドローンの自動離着陸・自動充電・自動データリンク機能を備えたドローンシステム。

事前に設定されたルートへの自動飛行や、画像・映像の撮影が可能なため、大規模な工場の警備監視や設備点検などの領域において、設置型ドローンシステム(ドローンポート)として運用することで、作業員が都度現地に赴く必要がなくなり、効率的かつ安全な業務遂行が可能。

また、同社の他サービスと機能連携をすることで、定時刻にミッションを繰り返し実行するスケジューリング機能・遠隔地からのカメラ操作機能が追加できるなど、ドローンの自動運用に必要な機能のさらなる拡充と、高度な情報処理を実現する。

2020年6月にはENEOSイノベーションパートナーズ、コムチュア、大豊産業、カシワバラ・コーポレーション、フューチャーベンチャーキャピタル、と、既存株主を引受先とした第三者割当増資と三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、日本政策金融公庫、三井住友信託銀行からのデットファイナンスを合わせ、合計約22億円の資金調達を実施した。

同社はこれまでに、約14億円の資金調達を実施しており、今回の資金調達により、累計資金調達額は約36億円に達した。
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文=STARTUP DB

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