4. 子どもに熱中できるものを与える
欧米諸国では、子どもが家にいるようになってから数カ月になるが、最近までは1日のうち学校の課題に集中して過ごす時間があった。しかし夏休みになった今、最後に残っていた1日の予定がなくなり、それに代わるものは用意されていない。
年齢が低い子どもの場合は、インターネットを利用した子守サービスを検討しよう。これは過去2カ月ほどで出てきた新たなサービスで、免許を取得した世話人が、親が働いている間にインターネットを通して子どもと一緒にできる活動を行うものだ。
常に親の監督が必要なわけではない年上の子どもたちには自律的な活動をさせよう。読書やパズル、プログラミングの勉強や絵を描くことなど、親の監督なしにできる活動からやることを選ばせ、静かに過ごす時間を作る。子どもの年齢が高いほど、静かに過ごす時間は長く設定できる。
子どもは、何があっても必ず「退屈だ」と言えることを覚えておくこと。そのため、毎日「退屈だ」と言うようになっても心配しないこと。
最終的には、自分自身に少し余裕を残しておこう。今はつらい時期で、完璧な人などいない。自分自身のケアと、仕事とプライベートの間の境界線を設定することに最善を尽くせば、夏の在宅勤務のスランプをうまく克服する道を着実に歩んでいるはずだ。