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フォーブス ジャパン ウェブ編集部 エディター


自室の壁、モニター付近に「メモ(カンニングペーパー)」を貼れることは会議でも面接でも「リモートのメリット」だが、実はカンペに頼りすぎるのは危険。つい、「読み上げる」口調になりがちだからだ。とくに面接の時は相手もプロなので、「カンペ読んでるな」とすぐに気づく。自然なパフォーマンスになるように話すことが何よりも大事という。

また、ロバート・ウォルターズ・ジャパンの登録者の例で、うっかり「壁に立てかけたベッドマット」が画面の片隅に映ってしまったことがあるそうだ。食べる、寝るなどすべてを1室で行いがちな都市のワンルームマンションだと、これは意外に「オンライン面接、リモート会議あるある」かもしれない。要注意だ。

カメラの後ろに貼るべきもの


見えないのをいいことに、壁やPC回りに「カンペを貼る」ことには意外な落とし穴もあることはわかったが、リモート会議や面接ならではの「見えない部分」の有効活用について聞いてみた。

「実は、オンラインインタビュー後、登録者に『どうでした?』と聞くと、だいたいみなさん、『ダメでした……』と言うんです」

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Getty Images

その理由は、リモート面接だと、質問者以外の面接官がマイクをミュートにし、うなずきも微笑みもせずにこちらを見つめていることが多いためだ。相手の反応や顔色が読めないので、たいていの求職者がネガティブな印象を持ち帰ってしまう。

このため、カメラの後ろに、「ポジティブに!」「この面接は必ずうまくいく」「ダメだと決めてかかるな」などと書いて貼っておくのがおすすめ、とBetzold氏は言う。

もしかすると社内の定例会議の場合も、「xxさんが例によってネガティブなことを言ってもカッとしない」「早口にならないように」などの戒めをビラに書いて貼っておくのもいいかもしれない。

ビデオ会議では「エンゲージメント」がすべて


さて、主に外資系企業でよく取り入れられている会議コミュニケーションの手法に「ラウンドテーブル」がある。かの『アーサー王物語』に登場する円卓の騎士団さながらに上座、下座のない「円卓」を囲み、役職や上下の関係を去って、1人ずつ報告や発言をしていくのだ。

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Getty Images

「私はリモート会議の冒頭は必ず、ラウンドテーブルで先週の『Rose and Thorn(薔薇とイバラ)』を言ってもらいます。薔薇とイバラ、つまりポジティブとネガティブ、もっと言い換えれば『成果と問題点』ですね。ここでメンバー全員に口を開かせ、ちょっとジョークをいうチャンスも与えて空気を温める。なんといっても『ポジティブ』を全員に言わせることで、場が明るくなるんです」。このアイスブレイクこそが、ミーティングのその後の雰囲気作りに有効だという。

文=石井節子

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