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新型コロナ研究にも問題


英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーションは5月15日、女性科学者35人の意見をまとめた記事をウェブサイトに掲載した。その内容は、「新型コロナウイルスへの科学界の反応を特徴づけるのは、途方もない性差別と人種差別である」というものだ。

「新型コロナウイルス感染症に関する科学的研究に深く関わる女性たちにとって明らかになったのは、この公衆衛生上の緊急事態における重要な意思決定に、自分たちの専門知識にはほとんど意味がないということだ」などと書かれている。

女性科学者たちが指摘しているとおり、女性の声に耳が傾けられていないことは、懸念すべきことだ。だが、こうした潜在意識が時代遅れの考え方を招かないようにするためには、どうすればいいだろうか。

最新の論文の最終著者、ニューヨーク大学のアンドレイ・シンピアン准教授は、性別と優秀さに関する固定観念がどれほど一般的なものであり、大きな影響力を及ぼしているものであるかを理解することが、職業におけるジェンダー間の平等の実現に向けた今後の取り組みに役立つはずだと述べている。

方法がどのようなものであれ、私たちは集合的無意識からこの偏見をなくさなければならない。賢さという点において、女性と男性に違いはない。私たちはそろそろ、それを認めてもいいころだ。

編集=木内涼子

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