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レッドスキンズのヘルメット(Jonathan Newton / The Washington Post / by Getty Images)

米国の物流大手フェデックス(FedEx)は7月2日、出資先のNFLチーム「ワシントン・レッドスキンズ」に対し、チーム名変更を求める申し入れを行った。レッドスキンズという名称には、米国の先住民を指し示す「赤い肌」という意味合いがあり、差別的だという批判があがっていた。

フェデックスはワシントン・レッドスキンズの最大の出資元であり、メリーランド州ランドーバーにあるスタジアムのネーミングライツを保有している。フェデックスCEOのフレッド・スミスはチームの少数株式を保有している。

同社は声明で「ワシントン本拠のチームに対し、チーム名を変更するよう要請した」と述べたが、詳細については明かしていない。

広告関連メディアのAdweekは先日、合計6200億ドル(約67兆円)の資金を運用する87の投資企業が合同でフェデックスやナイキ、ペプシコらに要望書を送り、ワシントン・レッドスキンズとの関係を断つように求めたと報道した。企業らは、チームの名称がネイティブ・アメリカンの人々を侮辱しているとして、改称を求めていた。

連邦下院議長のエレノア・ホルムズ・ノートンも7月1日、レッドスキンズがチーム名を改めない限り、ランドーバーのスタジアムのワシントンD.C.エリア内への移設を認めないと述べた。

ネイティブ・アメリカンのリーダーらは以前から、レッドスキンズの名称変更を求めてきたが、チーム側はその申し入れを拒絶していた。

米国では黒人男性ジョージ・フロイドの死を受けて発生した、人種差別に対する抗議デモの拡大の中で、企業や政治家らが差別的な名称の見直しを行う事例が相次いでいる。

レッドスキンズは5月に、創立者のジョージ・プレストン・マーシャルの名前をモニュメントや資料から削除すると宣言していた。マーシャルは人種差別主義者として有名だった。

抗議活動家たちはさらに、各地に残るコロンブスの銅像も撤去すべきだと述べている。15世紀末に最初にアメリカ大陸に到達したイタリア人の探検家クリストファー・コロンブスは、後の暴力的な植民地化を引き起こし、先住民に多大な犠牲をもたらしたというのが彼らの主張だ。

編集=上田裕資

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