グーグルがPixel 3aの販売を終了、発表からわずか14カ月で消滅

Justin Sullivan/Getty Images

グーグルはスマートフォンPixel 3aと3a XLの生産を終了し、在庫がなくなり次第販売を停止する。ニュースサイトAndroid Policeの取材に、グーグルの広報担当は次のように回答した。「グーグルストアでのPixel 3の販売を終了した。ただし、外部のパートナーサイトでの販売は、在庫が尽きるまで継続する」

グーグルがPixel 3aシリーズをアナウンスしたのは今からわずか14カ月前のことだったが、米国の公式ストアでの販売は既に終了している。筆者が居住するカナダの公式ストアでは、3aは在庫切れの表示で、3a XLの販売は継続中だ(日本のストアでは3a XLのみが販売中で、在庫がなくなり次第販売終了と記載されている)。

3aシリーズはレビューサイトでは概ね高い評価を得ており、Pixel 3シリーズよりも安価な価格で、高い性能のカメラを搭載し、最新の機能を盛り込んだ端末として好評だった。

グーグルは現在、799ドルからの価格帯でPixel 4シリーズを発売中だが、安価なバージョンはまだアナウンスされておらず、3aシリーズの販売終了で同社のミッドレンジ端末が消えることになる。

ただし、複数のリーク情報によって、グーグルが128ギガバイトのストレージを持つPixel 4aと呼ばれる端末(もしくは5aかもしれない)を349ドルで発売する見通しとされている。

グーグルがそう遠くない将来に、安価なPixel端末を発売することはほぼ確実だ。複数の噂によって、今年10月までにPixel 4aが発売されることが確実視されている。

グーグルは2016年から毎年10月に最新のフラッグシップ端末をアナウンスしており、新たなミッドレンジ端末をPixel 5と同時に発表する可能性もある。

10月の発表であれば、需要が高まるホリデーシーズンに新機種を販売することが可能になる。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックがサプライチェーンにダメージを与えた可能性もあり、それによって遅れが生じることも考えられる。

編集=上田裕資

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