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iPhone 11/Getty Images

今年秋の発売が期待されるiPhone 12シリーズには、動画の撮影性能の大幅な進化がもたらされることが、iOS 14ベータ版の解析によって明らかになった。

iOS14のカメラアプリのコードから、iPhone 12 ProとPro Maxが最大240fpsの4K動画の撮影に対応する可能性が浮上した。240fpsは秒間のフレーム数が240コマを意味し、従来は考えられなかったスローモーションの動画を4K画質で撮影できることになる。

ちなみに現行モデルのiPhone 11シリーズにおける4K動画の最大フレーム数は60fpsで、240fpsが可能なのは1080p動画までとなっている。

今回の情報はユーチューブチャンネルEverythingAppleProのフィリップ・コロイと、同チャンネルに情報提供をしている著名リーカーのマックス・ワインバックによってもたらされた。コロイは動画内でiOS 14のカメラアプリのコードを開示し、4K動画撮影の設定メニューに、120fpsと240fpsのモードが含まれていることを示した。

このようなパフォーマンスが実現できる背景には、アップルが新たに投入するA14プロセッサのパワーがある。4K画質で240fpsのフレームレートを実現するためには、iPhone 11シリーズや多くのアンドロイドのハイエンド機種の4倍の処理能力や帯域が必要になる。

iPhone 12シリーズでは他の項目でも、大幅な処理速度の向上が期待できそうだ。しかし、240fpsを実現するためには画質面で妥協する必要があるかもしれない。コロイは、最大フレーム数での動画撮影において、インターレース(飛び越し走査)モードへの切り替えが行われる可能性を指摘した。

インターレースは、画像伝送においてデータ量を増やさずに描画回数を増やす技術で、適切な処理を行わないと画質が劣化する場合がある。しかし、筆者はアップルであれば、ふさわしい処理方法を生み出すのではないかと考えている。

iPhone 12シリーズは5G通信に対応し、リフレッシュレートを120Hzに高めた新型ディスプレイの搭載も期待されている。ここに大幅に進化した4K動画撮影機能が加わるとすると、今年のiPhoneへの注目度はさらに高まりそうだ。

編集=上田裕資

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