たとえば、マンチェスターにあるイントゥ・トラフォード・センターのソーシャルメディアでの活動を詳しくみてみると、6月15日の再開に先だつ数週間、ソーシャルメディアでの顧客エンゲージメントは皆無に近かったことがわかる。これでは、また行かなくてはと感じる人が少なくても仕方あるまい。
それと対照的に、実店舗を開けられない間、デジタルチャンネルに軸足を移した小規模な独立系小売業者の実例もたくさんある。なかには、ロックダウン中の既存店売上高が昨年の同じ時期を上回ったという業者もある。
まるで、ロックダウンの間、ショッピングセンターのソーシャルメディアチームも一時帰休になったかのようである。しかし言うまでもなく、物理的に店に行かなくても、多くの人はオンラインの世界には住んでいる。ショッピングセンターもそこに入ってくるとわたしたちは期待していたが、彼らはそうすることを選ばなかった。その影響が今、表れようとしている。