テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

BLACKPINK(カリフォルニア州インディオで行われた「YouTubeコーチェラ・ミュージック・アーティスト・ラウンジ2019」で・Getty Images)

レディガガは、ニューアルバム『クロマティカ』のリリース前日、収録曲の中で最も待たれていた1曲を先行公開して、新作アルバムを待ち望むファンの期待感をさらに煽った。

韓国の女性グループのBLACKPINK(ブラックピンク)とコラボレーションした「Sour Candy」だ。

リリース前からファンお気に入りの1曲に選ばれていたこの楽曲は、リリースされるや購入やストリーミング配信にファンが殺到した。

null
レディガガ(Getty Images)

そしてリリース第一週の集計が終わると、「Sour Candy」はビルボードHot100にランクインし、BLACKPINKの名を歴史に残すことになった。

「Sour Candy」は2020年6月13日付のビルボードHot100の33位となり、初登場で全ジャンルのトップ40にランクインするという快挙をなしとげたのだ。これは、韓国の女性バンドのシングル曲ではかつてなかったことだ。

33位は韓国の女性グループの中でも最高位


null
BLACKPINK(Getty Images)

また33位というランクは、これまで全米ヒットチャートに入った韓国の女性グループの曲の中でも最高位である。女性だけのグループは韓国では高い人気を誇っているものの、米国では最近ぱっとせず、韓国出身の歌手が全米のヒットチャートに登場する例は少なくなっている。

「Sour Candy」が韓国女性グループのビルボード・チャート最高位記録を塗り替えたと書いたが、これまでの記録もBLACKPINKが持っていたと聞いても意外ではないだろう。このバンドの2019年のヒット曲「Kill This Love」は惜しくもトップ40に入ることができず、シングル曲チャートで最高41位だった。

今回のレディガガとのコラボレーションによって、BLACKPINKはビルボードHot100 に都合4曲をランクインさせるという、韓国の音楽グループとしては偉業とも言えることをなしとげた。バンドの単独曲である「Kill This Love」と「DDU-DU DDU-DU」はどちらもヒットチャート界に衝撃を与えたし、デュア・リパとのコラボレーションである「Kiss and Make Up」は2018年末に、このバンドの曲としてはその年2曲目のランクインを果たした。

実は、ビルボードHot100に曲をランクインさせた韓国の女性グループはBLACKPINKが最初ではない。初めて曲をチャートに送り込む栄誉を担ったのはワンダーガールズで、2009年にシングル曲をビルボードHot100にランクインさせている。

翻訳・編集=中田しおみ/S.K.Y.パブリッシング

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい