元ファーストクラスCAに聞く、女性に贈って「すべらない」出張土産

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国内出張がゆるやかに解禁になっている昨今だが、出張に付き物の悩みがお土産選び。特に男性は出張の際に会社の女性へのお土産に頭を悩ませることが多いのではないだろうか。

日本航空(JAL)の元CAで、「CAメディア」代表取締役の清水裕美子氏は、客室乗務員時代、機内で「会社の女性にちょっとしたお土産を買いたいんだけど、どんなのがいいかな?」と相談を受けたことがよくあるという。

人気記事「元ファーストクラスCAに聞く「機内で噂される一流の乗客」の共通点」の著者であり、新刊書『ファーストクラスCAの心をつかんだ マナーを超えた「気くばり」』(青春出版社)も上梓した清水氏に、客室乗務員時代の経験を生かして、女性への気の利いたお土産の選び方とおすすめのアイテム5選を紹介してもらった。空港でも売っているものがほとんどなので、「買い忘れた!」というときにもおすすめだそうだ。

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お土産選びの基本3原則


お土産選びの基本は、「軽い、割れない、消耗品」の3つ。まず自分が持ち帰ることを考えると「軽い、割れない」というのは重要です。特に職場へのお土産となるとそれなりの数が必要となる場合が多いので、重量があったりかさばったり、持ち運びに気を遣うような割れやすいものだと荷物が増え苦労することになります。また、お土産をもらった女性も、職場から自宅に持ち帰る際に大変なので、なるべくコンパクトで軽いものがおすすめです。

そして、お土産で一番頭を悩ませるのが相手の好みですよね。消耗品ならいくつあっても困らないものが多いですし、万が一好みに合わなくてもすぐになくなってしまうものなので、贈る方も貰う方も気が楽です。

それでは、具体的にどのようなものが良いのか、筆者自身の経験も織り交ぜておすすめのアイテムを5つご紹介していきます。

1. 紅茶・ハーブティ―などのティーバッグ


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お土産として王道なのが、紅茶やハーブティ―などのティーバッグ。オフィスでも自宅でも飲むことができるので、いくつあっても困るものではありません。イギリスの「フォートナム・アンド・メイソン」、フランスの「マリアージュフレール」、シンガポールの「TWG」などは王道なのでまず間違いありません。

また、CAの間で人気だったのが、フランスの「KUSUMI TEA」。なかでも「エクスピュア アディクト」(フランスでは「BB デトックス (BB DETOX)」)はむくみや肌荒れに効果的とCAの間で話題になり、筆者もフライトの度に買っていたほどです。フランス以外のヨーロッパの国やロシアでもよく見かけました。

インド、スリランカも現地ならではのユニークなお茶が豊富にあるので、お土産としておすすめです。

2. ハンドクリーム


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「化粧品はこれしか使わない」というこだわりがある女性でも、あると便利なのが「ハンドクリーム」。鞄の中やオフィスのデスクの上、自宅の洗面台、寝室など、様々なところにハンドクリームを置いている女性も多いので、1本持ってるからいらないというものではありません。また、乾燥するオフィスや冬場などはあっという間になくなってしまうので、いくつあっても重宝します。

香りは好みがあるので、無香料かお花の香りなどなるべく無難なものを選ぶのがおすすめです。
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文=清水裕美子 編集=石井節子

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