暮らしと仕事をシームレスにつなぐ家具

スイスを代表する家具ブランド、デセデのアイコニックなソファ

家での仕事時間が増えるということは、当然ながら家族と過ごす時間とのバランスが、とても大切になってくる。オフィスであれば多少遅くまで仕事をしていても許されるが、自宅でそれをやれば大問題だ。特にリビングの一角をワークスペースにする場合は、家族の時間を邪魔しないように効率よく仕事を進めるのは当然であり、仕事後はすぐに“自宅モード”へと気持ちを切り替え、家族との時間を作る必要がある。

そういう時に役立つのが、IDC OTSUKAで取り扱っている国内外の家具たちである。

例えば、仕事場とリビングを緩やかに仕切るためのシェルフを導入すれば、空間を緩やかにゾーニングすることができる。シェルフによって、オンとオフを切り替えるのだ。その際には向こう側が少し見えるタイプを選ぶと、空間を圧迫せずに緩やかに仕切ることができる。アーチ「シェルフ ハイタイプ」は、美しいデザインだがウッド製なので空間にもなじみやすい。


アーチ「シェルフ ハイタイプ」幅180x奥行き40x高さ190cm。カーデザイナーとしても有名な奥山清行氏がデザイン。軽やかなトラス構造で空間を緩やかに仕切る。ウォールナット材を使用しており、高級感もある。252000円。ロータイプ(高さ103cm)もあり152000円。

自分の居場所を作るなら、一人掛けのアームチェアもお勧めだ。デスクに座って仕事をしているだけだと、どうしても気が滅入る。オフィスであれば同僚と話もできるが、自宅だとそれはできない。であれば、ちょっとした資料読みくらいなら、むしろデスクから離れて気分を変えるくらいの余裕が欲しい。

例えばポルトローナ・フラウ「アラベスク」のような、優雅なラウンジチェアなどいかがだろうか?

気分を落ち着ける場所を作ることで、仕事の効率を上げるのだ。もちろん自宅モードになったら、最高のリラックスゾーンとなるので、脚を投げ出せる「オットマン」も必須だ。


ポルトローナ・フラウ「アラベスク」幅67x奥行き82x高さ75/座面高40cm。ミラノで活躍する日本人デザイナー、大城健作の作品。アラベスクとは片足で立ち、もう一方を後ろに伸ばすバレエのポーズのこと。繊細で美しいバランスを柔らかな曲線で表現した美しいアームチェアだ。1040000円(オットマンは275000円)。

こういったアームチェアにはフロアライトを組み合わせるのが鉄則であるが、光を透過せずにピンポイントで照らすシェードのタイプを選びたい。というのも、リビングは全体を明るく照らすのではなく、メリハリのある陰影を作った方が、空間が広がって見えるのだ。

夜のリラックスタイムにアームチェアのみに光を落とすと、リッチなリラックス効果を得られるだろう。マーセットの「フニクリ」は、シェードの高さや向きも変えられるため、光と陰をコントロールしやすくて雰囲気のある空間を作りやすい。


マーセット「フニクリ」幅24.8x奥行き18.4x高さ135cm。スペイン生まれのルイス・ポルケーラスがデザイン。バーに移動式のシェードが取り付けられる。丸型のシェードは可愛げがあり、モダンな空間によく似合う。壁面を照らして光を回すなど、幅広い使い方ができる。カラーバリエーションは、モスグレー、ベージュ、レッド、ホワイト、ブラックの5つ。60500円。
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文=篠田哲生

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