真の財産は投資の過程で得られる知見や経験
今回、リリースした「アイデアブック」は必要最低限の機能を備えたものであり、今後、ユーザーからフィードバックをもらい、改善を繰り返すことで、サービスとしての完成度に磨きをかけていくという。そして、来年以降は、サービス利用者の拡大により一層注力していくと両氏は語る。
「従来の投資サービスは、『お金を増やす』ということを重視したものが大半でした。もちろん、現代社会で生きていく上で、お金を稼ぐことは非常に重要なことです。しかし、我々が皆さんに強く伝えたいのは、投資を行うことで得られる真の財産は、投資の過程で得られる知見であり経験だということです。『アイデアブック』を活用し、様々な投資家の投資アイデアを参考にすることで、投資判断に役立てていただければと思います」(斎藤)
「アイデアブック」の利用を通じた投資アイデアの交換によって、自分自身と社会との関係性について考える機会が増えていけば、我々の人生はより豊かなものになっていくだろう。そして、このような取り組みを通じて、金融領域における有意義な議論や教育のための場が活性化することで、我が国の金融リテラシーも確実に底上げされていくはずだ。