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Photo by Tim Boyle/Getty Images

米小売り大手ウォルマートは2020年6月15日、オンライン薬局ケアゾーン(CareZone)の処方箋管理テクノロジーと関連する特許権を取得したことを明らかにした。ウォルマートや競合するドラッグストア・チェーンは、ヘルスケアと薬剤の管理をデジタル化する取り組みを進めている。

全米各地で多数の薬局を展開するウォルマートには、競争相手として、薬剤給付管理会社ケアマーク(Caremark)を傘下に置くCVSヘルス(CVS Health)や、提携先や新規テクノロジーシステムに多額を投資しているウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンス(Walgreens Boots Alliance)がいる。他方、オンライン小売でウォルマートと競合するアマゾンは、2018年にオンライン薬局ピルパック(PillPack)を買収して以来、処方箋管理と薬剤配達事業に本格的に乗り出している。

ウォルマートの米国ヘルス&ウェルネス担当上級副社長ショーン・スロベンスキー(Sean Slovenski)と、系列スーパーマーケット「サムズ・クラブ(Sam’s Club)」のヘルス&ウェルネス担当上級副社長ローリ・フリーズ(Lori Flees)は2020年6月15日付けのブログ投稿で、「ケアゾーンは、個人や世帯が、家族各人の薬や慢性疾患の管理に役立つモバイルアプリを開発した」と述べた。「このアプリを家族で使って薬のラベルや保険証をスキャンすれば、プロセスを簡素化・迅速化できる」

技術と特許権の取得額についての詳細は明かされていないが、ウォルマートによれば、ケアゾーンの「アプリ開発を手がけた同社の製品・技術担当チームを含む一部の従業員がウォルマートに移る」ことになるという。ウォルマートでは「イノベーションを支援し、アプリを既存システムに迅速に統合できるよう手助けする」という。

ウォルマートによると、今回取得した「特定資産」は、ケアゾーンのテクノロジー・プラットフォームや特許権、主要な知的所有権などで、患者が処方箋情報をうまく管理するのに役立つという。

ケアゾーンの共同創業者で最高技術責任者(CTO)でもあるウォルター・スミス(Walter Smith)は、「技術開発を行うスタートアップはどこも、できる限り多くの人の暮らしに影響を与える製品や体験を作ることを目指している」と話す。「私たちが開発したテクノロジー・プラットフォームを、ウォルマートが持つ既存のデジタル能力と物理的なリーチに組み込めば、デジタルヘルスとウェルネスの未来の姿を再定義できる、またとない機会になる。ウォルマートに仲間入りするケアゾーンのチームメンバーは、自分たちの知識をそうした幅広い領域で活かせることを心から楽しみにしている」

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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