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2020.06.23

【6月第3週資金調達まとめ】VTuber事業を運営するBrave group、社名変更とともに8億円の資金調達など


スマテン


調達額:1億3000万円
調達先:環境エネルギー投資
備考:プレシリーズAラウンド

法人・個人を問わず不動産管理者、消防設備事業者などに消防設備点検業務を一括管理できるSaaSを提供するスタートアップ。

同社サービス「スマテン」では消防管理を依頼したい不動産管理者等の不動産関係者と消防設備事業者等の消防関係者のマッチングサービスを提供。仲介会社を通さないことで不動産管理者にとっては点検コストの大幅カットが可能だ。

消防関係者にとっては同サービスを利用することで案件の受注、点検報告書の作成が現場で可能になり、作業が効率化される。2020年6月時点では、パートナー事業者が160を超えている。

2020年6月にはプレシリーズAラウンドとして環境エネルギー投資から総額1億3000万円の資金調達を実施した。

この調達により、プロダクト開発と営業組織を強化することで、法令点検にも関わらず現状49.8%にとどまっている消防設備点検の実施率を100%にするというビジョン達成を目指す。

SOUNDRAW


調達額:6500万円
調達先:KVP / ディープコア / 山下修平 / 砂川大 / 福田淳 / 金當一臣 / 他、複数の個人投資家も含む

動画クリエイター向けのAI作曲クラウドサービス「SOUNDRAW」を提供するスタートアップ。

「SOUNDRAW」はテーマやジャンルを指定すると15曲の楽曲がAIにより自動生成され、それらの楽曲の尺やテンポ、楽器などを細かく設定し、自由に楽曲を作成できる。例えば、自身で撮影した動画にピッタリ合うBGMを作ることが可能だ。

また、同サービスで作成した楽曲は商標利用が可能で、YouTubeで配信することもできる。

Adobe Premiere Pro、After Effectのプラグインにも対応する予定で、現在(2020年6月時点)はβ版を無料で提供している。

2020年6月にはシードラウンドでKVP、ディープコア、個人投資家の砂川大氏、福田淳氏、山下修平氏、金當一臣氏、他数人から6500万円の資金調達を実施した。

この資金を活用し、オフィシャル版の「SOUNDRAW」を2020年10月頃にローンチできるように開発を進める方針だ。

RIM


調達額:3500万円
調達先:W ventures / 他、エンジェル投資家も含む
備考:シードラウンド

eスポーツの大会プラットフォーム「GameTector」を運営するスタートアップ。

同社が提供するサービス「GameTector」はゲーム大会開催の運営負荷を解消するために開発された。大会開催者は対戦表の作成やエントリー選手の管理などの運営業務の支援を受けることが可能。また選手は自身の戦績を見返すことが可能である。

2020年6月時点で、2019年1月にスタートした同サービスは、これまでに約9000大会を開催。大会参加者数は累積14万人を突破し月間開催数が1600大会を超えており、業界No1の大会開催数を誇っている。

2020年6月にはリードVCとしてW ventures、およびエンジェル投資家からシードラウンドにおける3500万円の資金調達を実施した。

今後は、各ゲーム会社と協力し合いながら、eスポーツ市場への進出を考えている企業や自治体への支援、eスポーツの大会文化作り、コミュニティ作りに尽力し、日本国内におけるeスポーツの市場のさらなる盛り上がりを目指す。

文=STARTUP DB

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