ペンス米副大統領がコロナ第2波を否定、「詭弁」を弄する理由

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公衆衛生の専門家などトランプ政権を批判する人たちは、「任務完了」とでも言っているかのようなペンスの態度は、新型コロナウイルスの問題の深刻さが続いていることへの対処として適切ではないとの見方を示している。

また、エリザベス・ウォーレン上院議員(民主党、マサチューセッツ州選出)は、トランプ政権の対応が適切に見えるように、「またしてもこのパンデミックの深刻さを軽んじようとしている」「彼らは自らの不手際が招いた壊滅的な結果から、何も学んでいない」と厳しく非難している。

感染者急増の州で選挙集会を開催


トランプ大統領はソーシャルディスタンスを取らず、マスクを着用するなどの感染予防策も取らない。それにもかかわらずペンスは、「大統領は国民に対し、ソーシャルディスタンスに関するガイドラインに従うよう呼びかけてきた」と主張する。

トランプは20日、オクラホマ州タルサで大規模な集会を開く。パンデミック発生前のような選挙戦が再開されようとするなかで、ペンスは新型コロナウイルスへの対応に関する自己満足を“売り込んで”いる。

編集=木内涼子

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