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ネットフリックスはアマゾンのプライムビデオより多くの利用者を抱えているが、視聴可能な映画の本数は、プライムビデオが3倍に達していることが、調査企業ReelGoodのデータで明らかになった。

ネットフリックスの映画タイトル数は3781本だが、プライムビデオには1万2828本の映画が用意されている。

しかし、ハイクオリティな作品のみに限定すると、この差は一気に縮まることになる。

映画やテレビ番組のデータベース「IMDB」で、6以上の評価を得たタイトルに限定すると、プライムビデオが568作品で、ネットフリックスは424作品だった。

これは非常に理にかなった数値と言える。なぜなら、プライムビデオのタイトルを精査してみると、極めて低予算の作品や素人が撮影したようなタイトルが大量に含まれていることは一目瞭然だからだ。

今回のReelGoodのデータは、動画ストリーミング市場の過熱ぶりを示すものとなった。質の高いコンテンツの数で言うと、HBO MaxやHuluはネットフリックスのすぐ隣に並んでいる。

「質の高い映画のタイトル数で首位はアマゾンだが、2位と3位のネットフリックス(424本)とHBO Max(421本)は、ほぼ互角となっている。HBO Maxは約2週間前に始動したばかりだが、良いスタートを切った」とReelgoodのMaria Santosは述べた。

アマゾンのプライムビデオは、(質はともかくとすれば)作品本数に関して他社を圧倒的にリードしている。視聴可能なTV番組の本数も1ドルあたりに換算すると、プライムビデオが247本に対し、ネットフリックスは149本、Huluは146本だ。

また、1ドルあたりの映画のタイトル数はプライムビデオが1427本、ネットフリックスが291本、Huluは85本だった。

ただし、評価が6.5以上のTVシリーズに限定すると、ネットフリックスが首位で370本、Huluが293本、プライムビデオは232本の順だった。また、評価が6以上の映画に関してはプライムビデオが63本、ネットフリックスが33本、Huluが7本の順だった。

つまり、タイトル数のみで言うと、アマゾンが他社を圧倒的に上回っていることは明らかだが、一定のクオリティを満たす作品に限ると、ネットフリックスやHuluはアマゾンを脅かそうとしている。

ReelgoodのSantosは次のように述べている。「高い評価を得た映画を求める人々は、アマゾンのプライムビデオがベストな選択肢かもしれない。一方、優れたTVシリーズを求める人々にはネットフリックスが最良の選択肢だ」

ちなみに、アップルのApple TV+はいずれのランキングにおいても、大手6社の中で最低につけていた。しかし、アップルはここ最近、新たなコンテンツの獲得に意欲を燃やしており、今後巻き返す可能性もある。

編集=上田裕資

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