そもそも脳の集中力には波があるので、長時間、根詰めて仕事をすることはできない。ましてや他人の目がない自宅での仕事だと、他に気をとられて集中しにくくなる傾向は強まるだろう。そういう時にBGMを流していると、集中力が切れたとしても音楽が気分転換となり、すぐに集中力を復活させて仕事に戻ることができるというメリットがあるようだ。
しかしだからといって、“音質”にこだわり過ぎるのも危ない。昔から趣味の一ジャンルとなっているほど「オーディオ道」は深く険しい。美しい音を聞くために機器を集め出せば、もはや仕事どころではなくなる恐れもある。
仕事軸で音楽を考えるなら、大切になるのは「音を取り巻く環境」である。アップルミュージックやスポティファイのような音楽のストリーミングサービスも定着し、ながら聞きをするには最適の時代になった。しかもスマートフォンと連動するワイヤレススピーカーも数多く発売されており、「音楽を流しながら仕事をする」という環境は、簡単に整うだろう。しかしだからこそ、“音環境”の充実にこだわって欲しいのだ。
デンマークのオーディオビジュアルブランド「バング & オルフセン」は、優れた音質だけでなく、住空間に馴染む、美しいデザインでも定評がある。ホームオフィスに置けばそれだけで美しい音とビジュアルの両方が手に入るだろう。しかしバング & オルフセンの実力はそれだけではない。音環境を整えるのにも長けている。
「Beosound Shape」は、空間に合わせて自由にレイアウトが可能なモジュール式の壁面スピーカー。臨場感たっぷりに音楽を奏でててくれるのはもちろんのこと、ハニカム型のユニットは、配列とパネルの色を変えることで幾何学アートのように壁面を彩る。
「Beosound Shape」縦32×横36.4cm。前面ファブリックの色は全14色。一つのアンプに対して、接続できる最大のスピーカーは4つまでなので、スピーカー数を増やす場合は、それに応じた数のアンプが必要となる。ブルートゥースなど使って接続し、音楽を奏でる。48万6000円~
これならオンライン会議の背景として、洗練された雰囲気を作るだろう。なお、モジュールは最低4セットからスタートし、最大で44個のスピーカーをつなぎ合わせることができるので、壁面のサイズに合わせて自由自在に演出できる。美しいデザインと音で快適な音環境を作ってくれるのだ。