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個の時代は「わざわざ会社に所属する理由」が求められる


ヤマグチ:その言葉は興味深いですね。もう少し踏み込んで、今の言葉の意味を教えていただけますか?

杉浦:経営者や人事の方とお話していると、言葉としては「採用が問題だ」「人手不足だ」と出てくるけど、深い話を聞いてみると“そもそもの社内風土が良くないケース”が多いんですよね。

ヤマグチ:そもそも採用の前に社内カルチャーの部分にテコ入れしていなければ、会社の魅力は外に出てこないですもんね。
   
仮に出したとしても表面的になってしまうので、入社後に「言っていたことと違うじゃないですか!」と早期離職に繋がってしまうかなと。

杉浦:しかも、これからは会社でなく個人がキャリアのオーナーシップを持つ時代になります。

SNSを見ていると「企業のことが大好きです!でも、退職します!」と、会社を嫌ってもいないのに笑顔で退職エントリーを書いたりしている人をよく目にするようになりました。
  
そういった「より自分自身に目がいく時代」において、会社の役割は大きく変わっていきます。

特に新卒採用は、車でいうところの「リセールバリュー型」の考えを持つ学生が増えていきます。

ヤマグチ:リセールバリュー型というと、具体的にどのような考え方になるのでしょうか?

杉浦:中古車購入の際に“将来高く下取りで売れるように考えて車を買うこと”をリセールバリューと言うのですが、新卒の学生も同様の考え方になってきています。

つまり、「転職・独立を将来する時に、どうやったら自分がより高い評価になるか?」を最初から意識して就職を考える学生が増える時代になってくるということです。

ヤマグチ:たしかに、複業やフリーランスといった働き方を新卒時点で考える学生が増えてきているのは、彼らと直接話をしていると年々強く感じますね。

こうしたトレンドが進む中で、個人にとって「会社にわざわざ所属する理由」が必要になっていくと思うのですが、その理由作りのために様々な仕組みや環境構築の努力をしないといけないとも同時に感じています。

ですが、カルチャー醸成には時間がかかりますよね?

そのような中でも採用はしないといけないとなった場合、どう採用を考えていくべきなのでしょうか?──

(次回に続く)

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文=山口達也 写真=福嶋賢人

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