米辞典、「人種差別」の語義変更へ 制度的抑圧を考慮

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メリアムウェブスター辞典は非常に人気のある辞典のひとつ。アマゾン・ドット・コムの米サイトでは現在、ベストセラーとなっており、言葉の定義や文脈、意味を理解するために利用されている。

言語は非常に重要だ。人々の間の溝を埋めることもあれば、逆に分裂を深める壁を築くこともある。世界中の黒人に対する扱いについて議論する際に、制度的抑圧の歴史を参考にできれば、この問題に対する知識のない人々を啓蒙できるだろう。歴史書は辞書よりも良い形で現実を説明できる。

人種差別的な考えや制度を撤廃するには、racismとは実際に何を意味するのかをよく考える必要がある。歴史や制度的抑圧を反映してracismの語義を改訂することは、変化を促すだろう。これは将来的に大きな影響を生む小さな第一歩となる。

編集=遠藤宗生

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