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お客様への対応一つとっても、自分がどう思っているかではなく、相手がどう思うかを考えなければいけない。

“お客様はどう答えてほしいのか?”を考え、それに見合った言葉を返すようにしています。

しかしそうして飛び込んだキャバクラという世界が、著者が言うようなブルーオーシャンとは考えづらい。東洋一の歓楽街と言われる新宿・歌舞伎町に軒を連ねるキャバクラの世界を海にたとえるなら、ブルーオーシャンなどではなく、強豪ひしめくレッドオーシャンなのではないだろうか? そんな世界をブルーオーシャンという著者には、他にも何か秘策があるに違いない。

お客様がほしいものこそすべて


お客様のニーズを探るには、ある種特別な力が必要なのだろうか?

何が求められているのか? それを知る力は、決して天性のものではなく、ある程度訓練すれば身に付く力だと著者はいう。そうして著者は、自身の強烈な”モテた
い”願望によって培った「相手に良く思われたいがための、相手にとっての気持ち良い言葉を探すような習慣」を、キャバ嬢という仕事の中で磨き上げていった。

何か心にぽっかりと穴が空いたとき、“人の寂しさにつけこむ”というと表現は悪いですが、そこを埋めるのがキャバクラの役割だと自覚しています。継続的には難しいかもしれませんが、一時的にでもネガティブな気持ちを緩和できる、安定剤のような存在でなければならないと思っています。

そして、その他大勢から抜きん出るには、自分に「キャッチフレーズ」が必要なことに気づいた。「整形に大金をつぎ込んだ女」「ホストにカモにされた女」というキャッチフレーズもキャッチーだが、やはり最も強いキャッチフレーズと言えば「数字」だ。

桜井野の花が見つけた数字は、「連続ナンバーワン」という売れっ子キャバ嬢の証だった。

こうして、わかりやすい数字で定量的に自分を表現することにより、著者は指名の数を確定していった。それは、高度に情報化された現代社会にあって、正しいコミュニケーションの方法であり、さらに自分をアピールする術でもあった。

桜井野の花という歌舞伎町のタイトルホルダーが生まれるにあたり、そこにどんな秘訣があったのか…。まずは「ブランディング」から始まり、後の章では「コミュニケーション術」「継続術」と進んでいく。

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