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Photo by Alex Burstow/Getty Images

米スターバックスはテイクアウトやデリバリーに対応した店舗を増やす。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による小売り環境の変化を受けて、手軽さによってデジタルな顧客体験を高める方向へのシフトを加速させる。

スターバックスは10日、パンデミックの影響で2020年4~6月期(第3四半期)の売上高が最大32億ドル(約3400億円)減るとの見通しを示した。米国の既存店売上高は5月に40%以上の落ち込みを記録した。

だが、財務面で大きな打撃を受けているにもかかわらず、同社は店舗を「店外飲食(on-the-go)」型に転換する取り組みを強化する。具体的にはドライブスルー、アプリで注文した商品を車に乗ったまま受け取れる「カーブサイド・ピックアップ」、デリバリーに対応した店を増やす。

向こう1年半で数百の既存店を持ち帰り対応型に転換し、新たに数十の持ち帰り専門店も出店する。一方、従来型店舗の一部は閉鎖する。米国とカナダの合計で最大400店を閉鎖か改装、もしくは移転することになるという。

ケヴィン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は従業員宛ての書簡で「(新型コロナの影響から)完全に回復し、既存店売上高がプラス成長になるには時間がかかる」との認識を示す一方、すでに売り上げは持ち直してきており、「最も困難な時期は過ぎた」とも記している。

スターバックスは3月に米国の店舗の店内飲食サービスを停止したが、5月からオペレーションを制限しながら再開している。現在は国内の95%の店舗が営業しているが、大半はドライブスルーかデリバリー、持ち帰りでサービスを提供している。

編集=江戸伸禎

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