米高額寄付者ランキング・トップ10、もっとも寛大な億万長者は?

左:ウォーレン・バフェット、右:ビル・ゲイツ(Monica Schipper/Getty Images)


6位 マーク・ザッカーバーグ 4億1000万ドル(約451億円)


フェイスブックの創業者と医師の妻が2015年に始めたチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブ(CZI)は、病気の根絶や教育の改善、刑事司法改革などに取り組む。 チャリティではなく合同会社で、営利企業の投資や提言活動にも資金供与する。医師や科学者を集めて難病研究を開始。

7位 ハンスユルグ・ヴィース 4億200万ドル(約442億円)


スイス生まれの医療機器の起業家は、主に環境保全に力を入れている。2018年に「ヴィース自然保護キャンペーン」を発表。2030年までに地球表面の30%の保護を目標に、10年間で10億ドルを世界の土地や海洋の保全に充てる。1200万ドルをアルゼンチンの国立公園設立に寄付。

8位 ジェームズ・シモンズ 3億9700万ドル(約436億円)


ヘッジファンドのルネサンス・テクノロジーズを立ち上げる前は、ストーニー・ブルック大学の数学の学部長で、いまも数学と科学の熱心な支援者だ。夫妻のシモンズ財団は2018年に、ニューヨーク・ゲノム・センターに3250万ドル、マス・フォー・アメリカに2200万ドルなどを寄付。

9位 ピエール・オミダイア 3億9200万ドル(約431億円)


EコマースのeBayの創業者は、オミディアル・グループを通じて寄付をしている。健康改善のテクノロジーを生み出すホープ研究所や、人身売買撲滅などに取り組みヒューマニティ・ユナイテッドといった非営利団体が含まれる。市民参加や報道の自由、デジタルの権利などに取り組む。

10位 ゴードン・ムーア 2億9800万ドル(約327億円)


インテルの共同創業者は妻とゴードン&ベティ・ムーア財団を設立。科学研究や環境保護、患者ケアや自らの住むサンフランシスコ・ベイエリアに30億ドル以上をつぎ込んできた。2018年には、診断ミスの被害撲滅と診断プロセスの改善を目指す団体に8500万ドルを寄付している。

ランク外:23位 ジェフ・ベゾス 1億3100万ドル(約144億円)


ベゾスは2018年に初めて巨額の慈善事業を発表。この「ベゾス・デイ・ワン基金」は、ホームレスの家族支援と低所得世帯の地域の幼児教育の改善が目的。2018年には9750万ドルを20ほどの団体に配分。ワシントンD.C.と16の州でホームレスの家族を支援している。

文=Forbes JAPAN編集部

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