ライフスタイル

2020.06.11 15:00

「とりあえず胡蝶蘭」の時代は終わる 祝い花まとめサービス発案者の思い

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企業の移転や人事異動など、祝賀のシチュエーションで贈られる「花」。青山フラワーマーケットアネックスが、祝い花まとめサービス「FLOWER COLLECT」を始めた理由とは?


青山フラワーマーケットの法人部門である青山フラワーマーケットアネックスが2018年に本格スタートした、お祝い花おまとめサービス「FLOWER COLLECT」。
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これまで、上場企業の移転や大学病院の移転、新会社設立や新規上場、社長交代などさまざまなお祝いのシチュエーションで活用され、ご注文者数は約5000件に届こうとしています。

まだ「FLOWER COLLECT」を知らない方に、このお祝い花おまとめサービスを始めることになったきっかけや、このサービスに込められた思いをご紹介していきたいと思います。

会議室に閉じ込められた花を見て、なんとかしたいと思った


もともとは普通にスタンド花やアレンジメントをお届けしていました。ある時、大企業の移転祝いでスタッフが心を込めて作った花を届けに行ったときに、花がぎゅうぎゅうに押し込められている会議室に案内されたことがありました。
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「贈る方は喜んでもらいたくて贈っているのに、物理的に無理があることでその気持ちがきちんと届けられていない。これを解決できるのは私たち花屋しかいない」という使命感のようなものを感じました。それが「FLOWER COLLECT」誕生のきっかけです。

期待された内容を超えたいから、お客様の数だけデザインやサービスを考える


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いざ始めてみると、これまで経験したことのないような要望もあり、その対応は簡単なことばかりではありませんでした。お花を飾る場所は各社のご指定場所なのでパターン化したものを活ければ良いわけではありません。毎回クリエイターが一番きれいに見える活け方を考えて提案する必要があります。

このサービスを始めて間もない頃にご利用いただいたセガサミーホールディングス様のオフィス移転では、お取引先様を招いたオープンオフィスイベントの装飾をすることになり、「これからみんなで世界中に旅立とう!今日はその船出の日、そして私たちはみんなその大航海のクルーだ!」というイベントコンセプトを表現するために、ご来場者様が一人1本ずつ花を挿して世界地図を作り上げるという参加型の装花を作りました。

テーマに合っていてお花も綺麗に見えて長持ちするもの……と企画の段階で細部までこだわりすぎてしまって、いざデザインを決めてから当日まではバタバタでした。短期で什器を設計・制作してくれる工場を探し、約800本のカーネーションをなんとか確保して、通常業務をやりながらの下準備は毎晩夜中までかかってスタッフもへとへとでした。でも当日、にこにこしながら花を挿してくれるご来場者の笑顔を見たら、疲れは吹っ飛んでしまいました。

イベントご担当の社員様からも口々にお褒めの言葉を頂けて、とても嬉しかったのを覚えています。
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PR TIMES STORYより

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