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フォーブス ジャパン コミュニティプロデューサー

新型コロナウイルスにより、外出自粛が強いられ、生活リズムが崩れた人もいるのではないだろうか。夜型生活になり、なかなか眠れない人に朗報だ。

グローバルに活躍する音楽プロデューサー兼DJのSeihoが手がけるYouTubeチャンネルが開設された。

DESTINATION 最終目的地」と名付けられたチャンネルでは、まるで夢の中にいるような不思議な映像とともに夢見心地にさせてくれる落ち着いた電子音楽が流れる。これを聞いていたら、いつの間にか眠りへと誘われる。そんな癒しの空間づくりをするために立ち上げられた。

6月2日に始まったチャンネルは、毎日深夜26時〜29時のみ視聴することができる。3時間限定の貴重な配信となっている。チャンネルの公開は1カ月程度を予定している。

なぜこのような実験的なプロジェクトを企画したのだろうか。Seihoに意図を聞くと、こう答えた。

「夜中の決められた時間、そしてかなり遅めの時間帯にしか見られない音楽を作ったのはオンライン上で一つになるためのコミュニティを作りたかったからです」

新型コロナウイルスが蔓延する前まで、リアルイベントで音楽を通じてコミュニティを作り続けてきたSeiho。リアルの可能性が制限されているいまだからこそ、思いついたのは時間が限定されたオンラインコミュニティだ。

夜中眠れずに1人で悶々とする人は少なくない。彼らにチャンネルを解放し、音楽と映像を提供することで自分以外の人もこんなに夜遅くに同じ音楽を聴いていることが想像でき、孤独感が和らぐようだ。同時に、Seihoは「多様な人々の生き方を可視化する」とも言っている。


音楽プロデューサー兼DJのSeiho

YouTubeのコメント欄をみると、遅い時間にもかかわらず、仕事や作業をする人々の書き込みもあり、彼らの姿が浮かび上がってくる。「眠れない時間」と思って苦しむ人も、他者の時間の多様な使い方を想像することで悩みが緩和するのではないだろうか。

思い悩み苦しむ時間から、みんなと繋がり、自分と向き合う特別な時間へ──。Seihoは、音楽と映像によって、人々に思考の転換をうながす。

なかなか眠れない。そんな時は、このチャンネルの扉を開いてみるのはどうだろうか。

文=井土亜梨沙

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