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2020.06.09 17:30

【6月第1週資金調達まとめ】電動キックボードのLuup、3億5000万円の資金調達など


リジェネフロ


調達額:3億6000万円
調達先:ジャフコ / 京都大学イノベーションキャピタル / 京銀リース・キャピタル / 国立研究開発法人科学技術振興機構 / 富士フイルム

京都大学発のips細胞を用いて腎疾患の治療法の実用化を目指す再生医療事業を行っているスタートアップ。

創設者である長船氏は、世界で初めて胎生期のマウスの腎臓から、糸球体や尿細管に分化する能力を持つ「ネフロン前駆細胞」を同定し、ips細胞を高効率に「ネフロン前駆細胞」に分化誘導する技術、拡大培養技術などを確立することに成功している。

同社はヒト由来のiPS細胞から腎臓のもとになる「ネフロン前駆細胞」を効率よく作製する方法に強みを持つ。「ネフロン前駆細胞」をマウスの腎臓皮下に投与すると、腎臓の機能低下を抑えられるという結果を得ている。

2020年6月にジャフコ、京都大学イノベーションキャピタル、京銀リース・キャピタル、国立研究開発法人科学技術振興機構、富士フイルムから3億6000万円の資金調達を実施した。

今回の調達した資金は、「ネフロン前駆細胞」を大量に生産するシステムを構築するほか、投与するためのデバイス開発に費やす方針だ。

Luup


調達額:3億5000万円
調達先:ANRI / GO / KSK Angel Fund / PKSHA Technology capital / SMBCベンチャーキャピタル / Scrum Ventures / THE GUILD / アカツキ / イーストベンチャーズ / 三菱UFJキャピタル / 中川綾太郎 / 佐藤裕介 / 光本勇介 / 千葉功太郎 / 大湯俊介 / 小泉文明 / 島田亨 / 浅野千尋 / 溝口勇児 / 田村淳 / 福島良典 / 篠塚孝哉 / 高野真 / 他氏名非公開の投資家も含む
備考:出資元はニュースから推測/2018.10.01の出資元も含む

電動キックボードのシェアリング事業「LUUP」を展開するスタートアップ。

好きな場所から好きなタイミングで電動キックボードに乗ることができる社会を実現することで、電車やタクシーが不足しているエリアの住民の足となることや、インバウンドの客足を駅や港から離れた場所に届けることを実現可能とする世界を目指している。

ユーザーはアプリをダウンロードし街中にあるLUUPスクーターを見つけ、QRコードを読み取ることでライドを始めることができ、アプリ上で見つけた好きな場所に返却が可能。

GPS管理により速度制限をかけ、危ない運転者を監視するなど、安全面にも配慮したサービス運営を行う予定だ。

2019年6月24日には経済産業省発表のJ-Startupに選定され、電動キックボードのシェアリングサービスの実用化、安全面の担保、設置場所の検討などを進めてきた。

2020年6月1日、ANRIをリードとする10社と複数の個人投資家より3億5000万円を調達。

将来的には小型電動アシスト自転車のみならず、電動キックボードやシニアカーなど複数の機体をポートに設置する方針だ。
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文=STARTUP DB

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