悪い上司に対処する3つの強力なステップ

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悪い上司は珍しくない。上司に変わってほしいのはやまやまだろうが、自分でできるのはその状況にどう対処するかだ。

米調査会社のギャラップは過去80年間、全ての重大な危機の間、職場での感情の状態を調査してきた。それによると、企業が適切な能力を備えた候補者を管理職に選ぶことができなかったケースは82%に及んでいた。

それでも、これは企業が下す決断の中で特に重要なものだ。現在示すべきリーダーシップのスキルをまとめたギャラップのリソースでは、信頼・共感・安定・希望といったニーズが挙げられている。

それでも、新型コロナウイルス感染症が出現するまでは(そして今でさえも)、人は次のような不満を抱えてきた。

・仕事をするためのリソースや情報がない
・上司があなたの幸福を心から気に掛け、心配していない
・仕事での成長に関わる支援や励ましがない
・有色人種の女性に向けられるちょっとした中傷や価値の無視がある
・部下のアイデアや仕事の評価を横取りする上司がいる

ここでは、嫌な上司に対処する3つの方法を紹介する。

1. 効果的な習慣を身に付ける


嫌な上司を持つと、挑戦することが好きな優秀な人材は特に不満を感じる。キャリアで行き詰まったように感じていても自分の習慣はコントロールできるし、習慣は自分と一緒に持ち運びできるものだ。

習慣の専門家で『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』の著者であるジェームズ・クリアーは「習慣とは、毎日下す小さな決断と、毎日行う行動だ」と述べている。確固とした習慣を持っていなければ、キャリアの目標設定は役に立たないかもしれない。私たちの行動の大部分は、習慣により決定されるからだ。

キャリアで身に付けるべき10の習慣には次のようなものがある。

(1)健康を優先し、心と体を充電すること
(2)グロースマインドセットを実践すること
(3)キャリアについて考える時間を捻出し、教訓や意義ある瞬間、達成事項を記録してエンゲージメントを確認すること
(4)知識やスキルのギャップを埋めること
(5)自分自身に言い聞かせる独り言を意識すること
(6)継続的に自分にご褒美を与えること
(7)意義のある関係性を育てること
(8)真の聞く技術を実践すること
(9)相手から何か頼まれて断るときには、その人が自分の要望について改めて考え成長できるような方法で丁重に断ること
(10)良い質問をすること
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翻訳・編集=出田静

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