心が強い人は、居心地の悪い感情にどう対処するのか

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ここでは、感情が友人にも敵にもなる具体的な例をいくつか挙げる。

・悲しみ あなたが、悲しいと思うものや人に敬意を表すことができる場合、悲しみは友人だ。しかし、孤立していつもベッドに寝ていたいと感じる場合、悲しみは敵だ。

・怒り 社会の不平等に立ち向かう勇気をくれる場合、怒りは友人だ。愛する人が傷つくようなことを言ってしまう場合、怒りは敵だ。

・落胆 さらに挑戦を重ね、より良く行動しようと思えるとき、落胆は友人だ。自分のことを失敗者だと公言してしまう場合、落胆は敵だ。

心が強い人は、居心地の悪い感情でもそれが役に立つものである限り、そうした感情を経験し、さらには受け入れることさえ自分のためになると知っている。役に立たない感情であれば、精神力がある人は感じ方を変えるために行動を取るのだ。

3. 健全な対処スキルを活用する


心が強い人は、感情を制御する助けとして、さまざまな対処スキルを活用できることを知っている。こうした人は、運動や音楽鑑賞、友人との電話など、落ち着いたり元気になったりするためのツールを持っているのだ。

しかし、どのツールを使うかについては慎重だ。感情を制御するツールの中には、最終的には逆効果をもたらし、さらには生活に新たな問題を生み出すものさえあると理解しているからだ。

感情的になって何かを食べたり酒を飲んだりすることには、長期的に見ると状況を悪化させる可能性がある。

心の筋肉をつける


幸いなことに、誰もが心の筋肉を強化する力を持っている。感情をよりうまくコントロールするのに必要な心の強さをつけるためのエクササイズは多く存在する。強くなれば、人生で起きるどのような課題にも対処できる可能性が高まるはずだ。

翻訳・編集=出田静

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