行ってみたい! あの異世界の撮影に使われたロケ地の数々


『美女と野獣』『ハウルの動く城』のモデルになったアルザス地方の小さな街コルマール


なんて美しい風景だろう……と、うっとりするアニメーション映画の世界も、実在する街がモデルになっていることが多々あります。


美女と野獣 (c) 2020 Disney ディズニープラスで配信中

たとえばフランス東部、ドイツとスイスの国境に位置するアルザス地方。アルザスワイン街道があり、星付きレストランも多く、クリスマスマーケット発祥の地でもあり、世界中から人が訪れる場所です。そんなアルザスのなかで、まるで映画の中の世界のような街として有名なのはコルマール。ディズニーアニメーション『美女と野獣』と、スタジオジブリ映画『ハウルの動く城』のモデルになった街といわれています。


iStock/ no_limit_pictures


美女と野獣 (c) 2020 Disney ディズニープラスで配信中

『美女と野獣』の冒頭でベルが立ち寄る噴水のある広場は、コルマールの街の中央にあるアンシエンヌ・デュアンヌ広場の風景と重なります。


「ハウルの動く城」(c) 2004 Studio Ghibli・NDDMT


iStock/ wWeiss Lichtspiele

一方、『ハウルの動く城』のソフィーが暮らしている街には、16世紀に建てられたユニークな形の建物“プフィスタの家”とそっくりな家が登場しており、ハウルが好きな方はぜひ立ち寄ってほしい観光スポットです。

まるで小さなヴェニス、絵本から飛び出したようなカラフルな街並み



iStock/ RAndrey

コルマールを含めたアルザス地方の特徴のひとつが、コロンバージュと呼ばれる木組みの家。また街のなかには運河があり、小さなヴェニスとも呼ばれています。そんなカラフルで可愛らしいメルヘンな街並みはたしかにフォトジェニック、女性に人気なのも納得です。


ハウルの動く城
『ハウルの動く城』 (c) 2004 Studio Ghibli・NDDMT
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
価格:DVD2枚組 4700円+税


映画のロケ地はロケ地でも、「異世界」という切り口でピックアップしてみましたが、いかがでしたか。セットではなく実在する場所があると思うと、旅ごころがくすぐられます。どんな場所で撮影したかを知った上で映画を改めて見ると、撮影風景を想像することもできる、映画の世界により近くなれる、そんな気がします。

映画を観ながら、次はどこへ行こうかと旅の計画を立てることも、思うように外出できない中で楽しみのひとつになりそうです。

文=新谷里映

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