明けない夜はない。再び人々が交流できる日が来たら、世界に出よう

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日本の少子高齢化の状況は歯止めが利かず、このままでは人口減により日本の国力が低下することが明らかです。今を生きる大人たちは昭和から平成の時代にかけて日本の成長のために懸命に努力し、日本は素晴らしいサービスや技術を持つ国になりましたが、グローバル競争においてはまだ劣勢状態です。今後日本が熾烈なグローバル競争に勝ち抜いていくためには、若い皆さんの力が必要なのです。

私はそろそろ世の中の成長に役立つことの役目を終えようとしていますが、世界11カ国で展開している人材紹介のビジネスを通じて多くの人と企業をつなぎ双方の成長に貢献できたこと、人数は少なくてもグローバルリーダーになり得る日本の若者の英国留学を支援してきたことなど、それなりの足跡を残すことができたと思っています。

私が元気でいる間にTazaki財団を通じて留学している若者たちが、グローバルリーダーとなって世界で活躍してくれる姿を見届けることができるかはわかりません。しかし、彼らは必ず日本や世界を牽引するような人物になることを信じています。

私のコラムを読んでくださった読者の皆さんが私の生き方や考え方に共感してくださったり、何かを感じ取ってくれたら嬉しく思います。

新型コロナウイルスに感染された方々の回復と事態の終息、そして、これからの日本や世界を牽引する若者の皆さんの未来が輝かしく素晴らしいものになることを心から願いつつ、このコラムを終えたいと思います。

連載:グローバルリーダーの育成法
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