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毎年1月末にスイスのダボスで開催される、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会は「ダボス会議」と呼ばれ、世界のエリートが一堂に会するイベントとして知られるが、来年のダボス会議はオンラインと対面形式の両方で開催されることが決まった。

WEFによると、来年のイベントは「ツイン・サミット」になり、リアルのイベントと、それを補完するオンラインの催しで構成されるという。WEFが6月3日に公開した声明によると、来年は世界420カ所のハブを用意し、若い人々とのエンゲージメントを高めていくという。

これらのハブは、ダボス会議に関心を持つ全ての人がアクセス可能になるという。ただし、現時点ではどのようなテーマの会議が公開されるかは明らかになっていない。

新型コロナウイルスの感染拡大や、ジョージ・フロイドの死をきっかけに拡大した抗議活動、気候変動への対処といった様々な課題を踏まえ、来年のテーマは「グレート・リセット」に決まった。社会の不平等の是正に向けて、資本主義がどのような役割を果たせるかが来年のダボス会議のテーマとなる。

今年1月の会議には、10代の環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリが出席し、注目を集めたが、来年の会議でも再び気候変動の問題が話し合われる。WEFはまた、パンデミック後の世界的な健康上の危機や、人種的偏見や差別の問題にも焦点を当てると述べている。

WEFの創設者で会長のクラウス・シュワブは「コロナ後に生じた世界の保健衛生上の危機は、古いシステムが持続性に乏しく、公正な機会や包括性に欠けていることを明らかにした」と話した。

「世界の国々は一丸となり、あらゆる側面から社会や経済の立て直しに向けて進まねばならない。米国から中国までの全ての国が参加し、エネルギー分野からテクノロジーまで全ての分野で革新を起こすべきだ。我々は今、資本主義の偉大なるリセットを必要としている」

WEFは毎年1月のイベントに、数千人に及ぶ世界のリーダーらを招き、様々な課題について話し合っている。報道によると、今年のダボス会議には119人のビリオネアが参加したという。ダボス会議は今年で50周年を迎えている。

編集=上田裕資

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