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集団の「匿名性」


自分が正当性を信じるものと、自分の名前と顔が関連付けられることを期待する場合もある。だが、人は多くの状況において、行動を起こさない。迫害や訴追、報復を恐れるからだ。

ただ、集団力学が働く場合においては、私たちはそこに紛れ込むことができる。つまり、容易にリスクを共有し、責任を分散させることができる。そうなれば、私たちがリスクを取ろうと考える可能性も高まる。

集団行動の「効率性」


ツイッターのアカウントが一つあっても、自分だけがオンラインで何か投稿しても、何もない空間に向かって一人で叫んでいるようなものだ。だが、他の人たちが一緒に叫び始めれば、より大きな声を上げられるようになる。

その人たちのメッセージが連携の取れたものである場合(ハッシュタグを使ったキャンペーンなど)には、さらに大きな声と、より多くの資金援助などにつながる。つまり、目下の問題により多くの時間が割かれ、大きな注目が集まるようになる。一人ならば小さな行動が、より大きな重みを持ち、より重大な結果をもたらすものに思えるようになる。

「闘争・逃走反応」のトリガー


アドレナリンとストレスホルモンは、「闘争・逃走反応」を引き起こす。このとき私たちは、無意識の反応をするようになる。「サバイバルモード」に入った私たちが、そこにとどまって闘うか、危険から逃げるか、落ち着いて判断することはほとんど不可能だ。

このとき周囲にいる人たちが逃げることなく闘っていたとすれば、私たちが同じ行動を取る可能性は、非常に高くなる。瞬時の意思決定に大きな役割を果たすのは、紛れもない人間の本能だ。

米国の現状


抗議行動を引き起こす理由となるこれらの要因のうちのいくつが、現在の米国に影響を及ぼしているだろうか。緊張を緩和し、人々の信頼を回復し、米国の精神を落ち着かせるためには、早急に行うべきことが数多くある。

編集=木内涼子

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